インタープリターの活躍する場所

☆ インタープリターはこんなところで活躍しています。

自然公園の施設で

自然公園を訪れる人に対し、安全上の情報を提供したり、公園の保全に理解を得るために行われてきましたが、現在は環境教育としての位置づけが強くなり、ますます重要性を増しています。

 自然公園における代表的な拠点施設はビジターセンターです。日本では建物や展示だけでインタープリターのいない施設が多くみられましたが、1981年、東京都が高尾ビジターセンターに解説専門の職員を配置したの始めとして、現在ではインタープリターが活発に活動を行う施設が多くなってきました。本来ビジターセンターはインタープリターがいることによって機能する施設だと言えるでしょう。

学校教育で

総合的な学習が注目される中で、自然教育を専門とするインタープリターや野外教育のリーダーが学校の授業や課外活動にプログラムを提供するケースが増えています。

自然教育の体験学習的な教育手法は、「生きる力」をはぐくむことを目的とする総合学習と多くの点でオーバーラップしているといえるでしょう。

今後、学校と自然教育施設等との連携は、ますます増えるものと思われます。

街中で

都市のヒートアイランド対策や温暖化対策をはじめとして「緑の効用」が注目をあつめ、壁面緑化や屋上緑化、工場緑地の増加、学校ビオトープなど、身近な場所で緑地が増えています。

CESでは、これらの「緑」をより身近に感じてもらい、多くの人に自然に目をむけてもらうため、企業のCSRへの取り組み、小中学校での環境学習、ボランティアやNPOなどの団体のスキルアップのための学習やイベントの企画・実施をサポートしています。

身近な自然をアンタッチャブルな自然にしないこと。
五感で触れて楽しみ、笑顔と本来の感覚を取り戻す機会をつくりだしていきます。

 エコツアーで

環境保全の時代の新しい観光のあり方として、エコツーリズムが注目されています。大型レジャー施設を、大きな団体で利用するような従来の旅行スタイルと異なり、環境へ配慮した少人数で、地域固有の自然や文化的な魅力を楽しむ体験型の観光スタイルです。

エコツアーでは、ゲストを楽しませ、同時に地域の持つ環境教育的なメッセージを伝えるインタープリターの存在が不可欠です。

今、様々な地域で、エコツアーのインタープリターを仕事とする人材が求められ、行政や地元の観光協会等が地域のインタープリターを養成する取り組みも始まっています。

里山で

里山は、地域の人々が生活に利用しながら大切に管理してきたもっとも身近な自然です。人の手が入ることによって維持され、多様な動植物のすみかにもなってきました。

 炭の利用がなくなってからは放置され、独特の生態系も失われてきましが、近年、市民参加による環境保全、環境学習の場所として見直されてます。

里山は原生自然の残る場所とは異なり、人の手を入れて初めて維持される自然であることから、木を切ったり、それを利用したりといった体験的な活動を行うことができます。

 そのような里山での自然体験活動においても、インタープリターの役割は大きいと言えるでしょう。

自然体験イベントで

自然体験は、子ども達はもちろん、多くの大人にとっても必要です。自然の中で過ごすことは、その感性を刺激し、表現やアイデアに広がりをもたせる機会になるはずです。自然の中での直接的な体験は、文字や映像からは得られない「実感」としての学びがあるからです。

 CESのインタープリターは、これまでにも自然教育の体験学習的な教育手法を用いて、多くの自然体験イベントを企画・実施してきました。子どもや親子はもとより、学生や趣味のサークルの団体など、参加する対象者にあわせ、使用するフィールドや関わることのできるスタッフ、予算などに合わせ、「ねらい」のある自然体験を提供していきます。

日帰りのイベントから10日を越えるイベントの企画・実施、コーディネートなど、お気軽にご相談ください。