Archive for 11月, 2018

【実施報告】公園の植物を使ったかご作り

11月18日に「公園の植物を使ったかご作り」を行いました。今回は、材料になる蔓の採取からかご編みを体験していただきました。

蔓の採取では、蔓の根元をたどって観察をしたり、引っ張ったり、どの蔓を使うか吟味したりと盛り上がりを見せていました。

材料を採取をしたら、いよいよかごを編み始めます。蔓に遊ばれ、遊びながら…子どもも大人も熱中し黙々と編み進めること約1時間。

どの参加者の方も素敵なかごが出来上がりました!最後は、完成したカゴの発表をし合って終了。

参加者からは、「最初は1本の蔓だったのに段々とかごになっていく様が面白かったです。」や「難しかったけれど完成してよかった。」などの感想もいただきました。

完成したかごに何を入れたいですか?と伺ってみると、みかんや果物を入れたいという方、一輪挿しにしてお花を生けたいという方、おもちゃを入れたい!などなど様々な声を聞くことができました。

かごに入れたいものを思い浮かべ、楽しみながら作っていただけたようです。

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紅葉、黄葉、褐葉

公園の木々も色づきはじめ、秋から冬へと季節が移ろいはじめていることがわかります。私たちは、葉が冬にかけて色づくことを、ひとまとめに紅葉と呼んでいますが、細かく分けると、葉が赤く色づく紅葉(こうよう)、黄色く色づく黄葉(こうよう)、茶色く色づく褐葉(かつよう)などがあります。

【カキ】

赤く紅葉(こうよう)する木の葉は、気温が下がってくると、葉と枝の間に層ができて、光合成でつくられた糖分などの移動ができなくなります。
移動できなくなった糖分が蓄積して、そこに日光があたるとアントシアンという赤色の色素に変化することから紅葉します。

【アカメガシワ】

黄色く黄葉(こうよう)する木の葉は、葉緑素とカロチノイド(黄色い色素)をもっていて、秋が深まっていくと葉緑素が先に分解されてカロチノイド(黄色い色素)が残るため葉が黄色く見えます。

【クヌギ】

褐葉(かつよう)する木の葉は、赤く紅葉する葉のアントシアニンの代わりにタンニンができることから、黄色や褐色を帯びた色に色づきます。

これらの紅葉は、樹種やその年の気温差などで色づき方も様々になります。
葉を拾ってよく見てみると、真っ赤な色が美しいもの、まだら模様に紅葉していて味わい深いもの、茶色かかってやさしい色味になっているもの…1枚1枚それぞれの味わいをもっていて見ていて飽きません。

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大麦の種をまきました。

11月に入り、穏やかな秋晴れが続いています。
園内では、本格的な冬がやってくる前に
済ませておきたい仕事があります。

種まきもその一つ。

秋まきの代表、大麦の種まきの様子をご紹介します。

 

畝(うね)をたて、筋状に種をまく場所を作ります。
 

種をまいたら、鳥に見つからないように土をかぶせます。
 

土をかぶせても、中目黒の鳥たちは鼻がきき、掘当ててしまうので
念のため、カバーをかけておきました。
 

これで、来年の6月もおいしい麦茶が飲めるでしょうか?
皆さんも麦の生長を見守ってくださいね。

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