雨と昼と虫


梅雨が続く中、皆様はどのように過ごされているのでしょうか。

雨がしきりに降っていると園内は人が少なく、公園は鳥が普段よりにぎわって聞こえます。

そんな中でも散歩をしていると発見があります。例年よりもとある植物が多く生えているのです。

植栽に紛れているこの植物は【コヒルガオ】という名前で、現在花を見かける機会の多いツル性植物です。

そのコヒルガオを見ていると、変わった生き物を発見しました。

【ヨツモンカメノコハムシ】といって、本来は南西諸島に分布していましたが、近年本州まで分布が拡大している昆虫です。ヒルガオの仲間を食べるため、サツマイモなどの害虫として有名です。

しばらく観察のため飼育すると面白いものを目撃できました。

写真の葉についている糞ですが、なんとこれはヨツモンカメノコハムシの幼虫が自分の糞を背負って身を隠している姿なのです。横から見るとこんな感じです。

腹部の先のトゲにうまいこと糞をくっつけ続けて自分よりも大きな塊にしているようです。このようにして鳥から見つからないように過ごしているのかもしれません。

公園に来た際はコヒルガオを見かけたら、ぜひ探してみてください。

今回も虫を探しに公園に赴いたのは たいしょー でした。

たいしょー