Archive for 10月 10, 2020

セイタカアワダチソウ

今年は、公園の「原っぱ」のセイタカアワダチソウが
ググっと背が高くなり目立ってきました。

 
 つぼみ          開花

セイタカアワダチソウは、小さな花をたくさんつけるので、
その分たくさんの種ができます。
また、地中の根茎からも芽を出すこともでき増えていきます。
他の草が発芽しにくくなるよう根からアレロパシー物質を放出し、
いつの間にはセイタカアワダチソウの群落が出来てしまいます。
そのため、日本に入ってきた外来種の中でも特に生態系に影響が
大きい侵略的外来種とも呼ばれています。

名前のとおり背が高く黄色いきれいな花を咲かせるため、
明治時代に観賞用として日本に入ってきたと言われています。
北アメリカ原産の多年草で、日本に入ってきた当時は、
丈夫で綺麗な珍しい植物で重宝された園芸植物だったのでしょうか。
今ではあまりに、丈夫に育ち手に負えない存在になってしまったようです。

セイタカアワダチソウは、虫媒花(主として昆虫を媒介して受粉を行う花)なので
生きものたちには大切な食糧になります。
きれいな黄色いお花は公園を明るく彩っています。
ただ、これ以上増えてしまうと困るかもしれません。

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