Archive for 5月, 2021

モリモリ食べて成長中!

チョウの幼虫は、決まった種類の植物の葉を食べて成長します。
その植物の近くを探してみると、探しているチョウに出会えるかもしれません。

中目黒公園ではハーブや果樹など多種類の植物を育てているので、
様々なアゲハチョウがいます。

今回は今時期に見られる、アゲハチョウの幼虫とその食事の様子をご紹介します。

キアゲハ
フェンネル(セリ科)というハーブを食べているところです。
サラダなどのお料理にも使われ、独特な香りが特徴です。

ジャコウアゲハ
ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)というつる性の野草を食べているところです。

アオスジアゲハ
クスノキ(クスノキ科)の葉を食べているところです。
クスノキは樟脳として昔から虫よけなどに使われてきたのですが、
アオスジアゲハには関係ないようです。

成長するにしたがって幼虫は姿も変えていきます。どんな姿になるのかな?

お散歩の度に観察してみるとおもしろいかもしれません。
ぜひアゲハチョウの成長を見守ってみて下さいね。

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「香りの花束づくり」のイベントを実施しました。

毎年この時期、園内は多くのハーブの花々で彩られ、ハーブの香りに
満ち溢れています。開園20年以来、多くのボランティアの方たちの
手によって耕され、種を撒かれ、緑豊かな多くの人に親しまれる公園
になりました。

そんなハーブに親しんでいただく機会として5月9日に
「香りの花束づくり」のイベントを実施しました。
毎年大変人気のあるイベントですが、
今年は新型コロナウイルス感染症予防対策を取り、
人数制限をしての実施となりました。

自分たちで公園内で摘んだハーブを中心に、花束を作っていきました。
ちょうど母の日ということもあり、親子連れの方の参加も多く
思い思いに花束づくりを楽しんで下さっている様子でした。
出来上がりもそれぞれ素敵なものになっていました。

ハーブの中には殺菌・抗菌防臭効果があるものや香りが良いものが多く、
中世のヨーロッパでは日常的に利用されていたと言われています。
イベントに参加出来なかった皆さんにも園内のハーブを少しご紹介します。


ラベンダー ストエカス(フレンチラベンダー):花言葉 献身
常緑小低木
地中海沿岸~アフリカ北部原産
うさぎのようなかわいい花が早春から初夏に咲きます。


ジャーマンカモミール:花言葉 忍耐
一年草
ヨーロッパ原産
4月~6月頃、香りのよい花を咲かせます。
鎮静作用のあるアズレンという成分が心地よい眠りを誘い、
ハーブティーとしても大変人気があります。


ローズゼラニウム:花言葉 真実の愛情
常緑低木
アフリア南部原産
初夏には香りが良いかわいい花を咲かせます。


ローズドメイ:花言葉 純愛
多年草
ヨーロッパ南部、インド原産
名前のごとく、5月頃に香りのよいピンクの花を咲かせます。
カーネーションの原種です。

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5月の花と言えば…

今時期、園内ではさまざまな花が咲いています。
5月の花というと、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。

 

こちらは、セイヨウサンザシというバラ科の植物です。
メイフラワーとも呼ばれます。
中目黒公園にはピンク色の八重咲き品種があります。

こちらは、ダマスク系のオールドローズから名前をとった、
ローズドメイというナデシコ科の植物です。

花には甘い香りがあり、古くから香水や花束に使われてきました。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この2つの植物はどちらも、
名前に5月を意味するメイ(May)がつきます。

名前の通り、毎年5月上旬ころに見ごろをむかえるかわいい花々です。

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