Archive for 12月, 2021

年末年始休館日のご案内

12月27日(月)から1月4日(火)まで花とみどりの学習館は休館いたします。

年末に近づくにつれ園内の木々は葉を落とし、
春まで眠りについたようです。

しかし、寒い冬に花を咲かせる木もあります。

ロウバイの木です。
黄色いつぼみをふくらませ、新年の訪れを心待ちにしているよう。
毎年1月には花を咲かせ、
ろう細工のように美しい花とかすかな甘い香りで楽しませてくれます。

こちらは去年のロウバイの写真です。
来年もきれいな花を咲かせてくれるでしょうか。
ロウバイ共々、来年また皆様にお会いできることを心待ちにしております。

良いお年をお迎えください。

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楽田クラブ最終回 しめ縄飾りを作りました!

街中はクリスマスツリーやリースで賑やかですが、
花とみどりの学習館では一足先に、新年を迎えるしめ縄飾りを
『楽田クラブ』で作りました。

楽田クラブは小学1~3年生対象の稲作体験イベントです。
春の種播きから始まって、夏の田植え、草取り、秋の稲刈り、脱穀・籾摺りと、
お米が食べられるようになるまでの稲の生長をみんなで観察し、学びあいます。

しめ縄飾りは、お米を守り支えてくれた稲わらを使い、
実りへの感謝や新年への願いを込めて古くから作られているものです。

まず、きれいに整えた稲わらを数時間水に浸し、叩きます。

次に、片手で持てるくらいの稲わらを二束に分け、
それぞれの束を右にねじりながら、左へ綯っていきます。

なかなか慣れるまでは大変ですが、全身を使って一生懸命綯っていました。

そして、園内の南天や松、金柑など縁起のいい植物を飾りつけて完成です。

みんながよい年を迎えられますように。9ヵ月間おつかれさまでした!

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切った枝葉も大活躍

今年の秋は2度咲きしてしまう植物も多く、
なかなか冬の剪定や切り戻しなどの作業ができませんでした。
12月に入り、葉が落ちた植物から少しずつ作業を始めています。

先日の公園作業日活動では、ハギの切り戻しを行いました。
ハギは地際で切ることで、来年もきれいな株立ちの姿になります。

切った枝はしなやかで長く、支柱として使うのに最適なので、
細かい枝葉を切り落として保管しておきます。

いずれ土に還る枝や葉を園芸資材として利用することは、
循環型園芸を行う上でとても大切なことのひとつです。

また、先日のエコ園芸生活講座ではフヨウを切り戻し、
枝葉を細かく切り、麦畑の畝に葉を、畝間に枝を敷きました。

麦を播いたあとの畝にうすく葉を敷くことで保湿・保温になります。

畝間は人が作業のために歩くので土が踏み固まってしまうので、
枝のようなやや硬いものを敷くことでウッドチップと同じ役割を果たします。
人が踏むことで徐々に分解され、やがて土に還っていきます。

循環型園芸ならではの冬の姿、ぜひ散策しながら眺めてみてください。

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