Archive for 5月, 2022

風薫る季節

みなさん「風薫る」という言葉をご存知でしょうか。

「花びらに 風薫りては 散らんとす」という夏目漱石の俳句にも使われています。

初夏に木々の間を通り抜ける清々しい風を指す言葉のようですが、

もともとは花の香りを運ぶ春の風を指していたという話もあります。

近頃の公園は新緑が輝き、色とりどりの花が咲いています。

今の時期にピッタリな言葉ですね。

バンペイユの花。強い芳香があります。

 

ぜひみなさんも公園にきて、「風薫る」を体感してみてください。

花とみどりの学習館では「みどりの香りに全集中!」というイベントが6月19日(日)にあります!

中目黒公園で植物の香りを探しながら公園を散歩します。

風薫る季節にインタプリターが今楽しめる植物を解説し、最後にはみどりの香るプレゼントも!!

5月30日(月)が抽選申し込みの締め切りです。ふるってご応募ください。

詳細はこちらのURLをご確認ください。
https://www.ces-net.jp/nakameguro-park/?page_id=1483

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小判ザックザク

晴れたと思ったらまた雨… 梅雨いりを思わせる天気が続いてます。
しっとり気分を吹き飛ばす、カラカラと乾いた音をさせている植物をご紹介します。


明治時代に観賞用として日本にやってきたヨーロッパ原産のコバンソウ。

コバンソウの穂は小判型
穂の形は卵型から楕円型で、まさに小判が鈴なりについているようです。
乾燥しても形が変わらないので、ドライフラワーにも使われます。

ドライフラワーを吊るす学習館内の様子
学習館では公園登録ボランティア(さーくる・ガーデン・クラブ)がドライフラワー用に吊り下げた様子が見られます。
注:公園での採取はご遠慮ください。

公園にあるヒメコバンソウ
ぱっと水しぶきをあげる噴水のような姿のヒメコバンソウ。
江戸時代に日本に定着したヨーロッパ原産の植物です。

ヒメコバンソウの穂の拡大
極小の穂をよ~く見てみると、三角形をしています。
ヒメコバンソウと言うけれど、私は「小判」と言うより某有名チョコ菓子を想像してしまいます。

園路にあるコバンソウ
カラカラカラカラ……♪ 小判を揺らしに公園にいらしてくださいね。

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バラの季節到来

4月が終わり、日差しが強くなってまいりましたね。
梅雨前のこの季節はバラの季節です!

中目黒公園でもいろんな種類のバラが見られます。
今回は、今オススメのバラを紹介します。

ガートルート・ジェキル

「THE バラ」といえそうな赤い色。つぼみもまだ残っているので、もうしばらく楽しめそうです。

アイスバーグ

名前のとおり、白く、見ていて涼やかなバラです。

モリニュー

今満開!薄黄色からサーモンピンク色のような色をしています。

ヘリテージ

今はまだつぼみなので、これから見ごろです。薄い上品なピンク色をしています。咲いた姿を見るのが楽しみですね。

これらのバラは、公園で活動しているボランティア団体のみなさんによってお手入れされています。
他にもいろんな種類のお花が皆さんをお待ちしております。
ぜひ、中目黒公園に季節のお花を見に来てください!

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