ハイビスカスローゼルの実

今、園内で華やかに咲いているのがこのハイビスカスローゼルの花です。

バラの花に似ているので「ローゼル」という名前がついたらしいですが、
ハイビスカスローゼルはオクラに近い仲間です。

そして、ひときわ特徴的なのがこの実です。
なんだか真っ赤な小籠包みたいな形をしています。
とてもオクラには見えませんね。

今回は実の中身を見てみましょう。
パッと見ただけでは、イチゴかトマトのような形ですが…

表面をむいてみます。

白っぽい実が出てきました。
真っ赤な部分は皮ではなく、実を包む5枚の苞(ほう)と萼(がく)です。
この苞(ほう)と萼(がく)はハイビスカスティーにしたり、
砂糖と煮詰めてジャムにしたりできます。

白っぽい実も割ってみました。
5つに割れた部屋に種がぎっしりつまっています。
こうしてみると、オクラに似ていませんか?
割ったときにねばり気もありました。
真っ赤な苞(ほう)と萼(がく)をもつ白っぽいオクラ・・・とてもユニークですね。

きれいな花とユニークな実をもつハイビスカスローゼルは今が見頃です。
中目黒公園にぜひ見に来てください。

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