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中目黒公園の仲間 ぬりえ【マメ科の植物】

公園で今時期に見られるマメ科の植物で
ぬりえを作ってみました。

それぞれの植物の色をぬりながら、「お花のつきかたは違うけど形はみんな似てるんだ!」など、色んな発見をしてみてください。
実物を見て色を塗るとよい観察になりますし、図鑑を見てみるのもおすすめです。

こちら↓よりダウンロードをしてお楽しみ下さい
中目黒公園の仲間ぬりえ【マメ科の植物】

こんなふうに、塗ってみました。

 


みなさんは、どんなふうに出来るでしょうか。

花とみどりの学習館はただ今閉館中ですが、開館したら、出来たぬりえをぜひ見せに来てくださいね。

○すごいぞマメ科の植物まめ知識○
マメ科の植物の根には「根粒」という瘤のような器官があります。
その中には、「根粒菌」という微生物が住んでいます。
植物の生長に欠かせない栄養の窒素を、空気中から集めて吸収し、
植物に栄養として供給してくれます。
マメ科の植物は、栄養のないやせた土地でも育つことができ、また外の植物も生長できるように土を肥沃にしてくれるのです。
すごいと思いませんか?

「カラスノエンドウ」や「アカツメクサ」は、公園や道ばた、河川敷
いろいろなところで他の野草と共存しているのが見られます。

「レンゲ」は、昔からお米作りに利用されてきました。
お米を収穫し終わった田んぼにレンゲの種を播き、レンゲが育つことにより土を肥沃にしました。

お野菜として、私たちも食べる「エンドウマメ」「枝豆」「大豆」も畑で育てると他に育てる野菜のためにも良い効果があります。
中目黒公園では、化学肥料を使用しないのでこれらマメ科の植物の力を借りています。

みなさんも、マメ科植物を育ててみませんか。

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おうちで種まきをしてみませんか?

爽やかな季節がやって来ました。
いつもなら、多くの方に中目黒公園を
楽しんでいただける時期ですが、
今はステイホームということで、
ご自宅でゆっくりされている方が多いと思います。
毎日の生活の中に、何かグリーンを取り入れたいなと
考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな、おうちにいる今だからこそ楽しめる園芸として
今回はリーフレタスの種まきをご紹介します。

サラダには欠かせない、レタス。
自分で育てるのは難しいのではと思う方も、
リーフレタスなら小さなプランターでも簡単に育てられます。

こちらの小さな粒がレタスの種です。

この種を土の上に種が重ならないようにパラパラと播くだけです。

レタスの種は「好光性」と言って光(太陽)を感じないと発芽できません。
深く埋める必要はありませんが、日差しが強くなるこの時期は
乾燥しやすいので、種の厚み分程度の土をかぶせてあげると安心です。

レタスの発芽温度は20度~25度と言われています。
春先に播く時は、ポットに播き、日当たりの良い屋内に置くと発芽しますが、
5月以降ならは、屋外でもよく育ちます。
しかし、暖かければ良いというものでもなく、
温度が高すぎると発芽しません。過酷な環境下では
生長できないことを知っているのでしょう。
植物の生きのびる知恵すごいですよね。

種を播いたら、水をあげるのを忘れずにお願いします。
水分がないと育ちません。

発芽すると、根を出して自分で潜っていく姿がみられてかわいいです。
時間があるとき、よーく観察してみてくださいね。
4日ほどで、発芽しました。

 

こちらは、4月のはじめに播いたものです。

育つと窓辺やベランダにも彩りを添え、目にも楽しいですね。
ベビーリーフとして、サラダに加えてお楽しみください。

自分で育てたレタスが入ったサラダは、
いつもより格段においしいですよ!

追加情報として・・・
どんな土が必要なの?と言う質問を良くいただきます。

実は発芽には特に栄養がある土が必要ないのです。
それは、種の中には発芽に必要な栄養と2週間ぐらい生き延びられる
栄養が入っているからです。
自分の子孫が生き延びられるように、ゴマ粒ほどの
こんなに小さな種の中にもしっかりお弁当を持たせてあげいるのです。

しかし、その後大きく育つためには栄養も必要です。
プランターで育てる方は、市販の「草花用培養土」で十分育ちます。
庭に直接の場合は、水はけが良く、水持ちがいい肥えた土を好みます。
極端に酸性度が強い土でなければ大体育ちます。

皆さんのチャレンジ報告、学習館が開館したときに、
ぜひ伺えたら嬉しいです。

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サクラ以外のお花も咲いてます

いよいよ、目黒川のサクラが咲き始めました。

公園の中には、サクラ以外のお花もたくさん咲いています。

花壇の中も

畑の中も

そして、大きな木も

咲いている花をみつけ、なんの花だろう?と
思うことありますか?

さて、この花はなんの花でしょう?

この花なんの花?と疑問に思ったら、
ぜひ花とみどりの学習館のスタッフに声をかけてみてください。
一緒に謎を解き明かします。

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いつ咲くかな?

園内を歩いているとあちらでも、こちらでも
樹の“芽”がふくらんできていることに気づきました。

こちらは、一昨年の冬にガールスカウトの皆さんが植樹したハナミズキです。
玉ねぎのような芽がふくらんできています。
開花までは、あと2か月くらいでしょうか…?

そして、こちらはオオシマザクラの芽です。
いつの間にか日当たりの良い場所では、こんなにふくらんできていました。

昨年は、3月23日に開花を確認していましたが、
今年は、もう少し早く開花するのではないでしょうか?

公園の木々も花を咲かせる準備を着々と進めているようです。

春も間近ですね。

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ヒキガエルの産卵

毎年恒例のアズマヒキガエルの産卵が観察されました!

ヒキガエルたちが水辺にやってくるのは、一年の中でもこの時だけです。

上にのっているのがオス。下がメスです。

オスはメスにしっかりと抱きつき、水中でメスが産卵した卵に精子をかけます。

後には透明なゼリー状に膜におおわれた卵がたくさん残されました。

この黒い卵ひとつひとつが、約一週間後にはオタマジャクシになります。

このあとヒキガエルたちは、また茂みの中の土にもぐり、

エサとなる昆虫がたくさん出てくる、あたたかな春までもう一度冬眠します。

ヒキガエルは春まで観察できなくなりますが、オタマジャクシたちは池の水の中で育っています。

オタマジャクシたちの成長を静かに見守ってあげて下さい。

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春の花がもう…

今年は暖冬といわれている通り、本当に暖かく、

ポカポカとした陽気に思わず上着を脱いでしまう日がありましたね。

暖かな日差しを浴びて、植物たちも春が来たと勘違いしてしまったのかも知れません。

園内では小さな野の花が顔を出しました。

 

コゴメイヌノフグリに…

 

オオイヌノフグリ

 

ホトケノザも咲きました!

 

ちょっと早い春の訪れにびっくりです!

まだまだ寒い日もあると思いますが、

これからも小さなかわいい花を咲かせてくれるでしょうか?

楽しみに見守っていきたいですね。

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冬の貴重な木の実

寒い日が続きますね。

たわわに実っていたピラカンサの実、よく熟してきたなと思った翌日、
誰かにきれいに食べ尽くされていました。

まさに、一粒も残さずに、落とさずに、といった具合です。
実が熟すまで待っていたのでしょうか?

今日はというと…

朝、大勢のムクドリが冬囲いを賑やかにつついていました。

何を食べているのかな?と近づいてみると、材料に使っていたマートルの乾燥した実(写真右)を食べていたようです。

思わず、こんなに分かりにくいところに付いていた実をよく見つけたなぁ…と感心してしまいました。

寒い冬でも公園には貴重な餌を求めてたくさんの鳥がやってきています。

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新年あけましておめでとうございます

お天気に恵まれた年末年始を迎えました。

まだもう少し寒さの厳しい時期がありますが、
園内では、もう春の訪れの兆しを知らせる
スイセンやロウバイなどが咲きはじめ、
お散歩を楽しむ方々を楽しませています。

皆さんは新年の抱負をもう立てましたでしょうか?
今年は、ハーブを育ててみよう!と考えている方にお勧めなのが、
ローズマリーです。

ローズマリーは、地中海原産の低木ですが、
東京の寒さでも充分外でも冬を越すことが出来ます。

日当たり良好な場所を好みますが、冬の寒い時期にも、
ブルーのかわいいお花を咲かせ、日陰でも育ちます。
花は、ハーブティーとしても楽しめますし、香りがいい葉はお料理にも大活躍です。

ご興味のある方は、花とみどりの学習館の窓口でお尋ねください。
詳しいスタッフが解説いたします。

今年も中目黒公園がたくさんの笑顔であふれますように、
スタッフ一同、みなさんのお越しをお待ちしています。

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冬の目黒で…

ある日、目黒川を訪れてみると…

日なたぼっこをしている「オナガガモ」
魚を狙って水面をにらめっこしている「カワウ」
木の隙間に隠れている「ゴイサギ」

など、たくさんの野鳥を観察することが出来ました。

たくさんの野鳥がやってきている目黒川ですが、野鳥にとっての目黒川は、

“エサがたくさんある場所?”
“のんびり休憩するのにちょうどよい場所?”
“すみやすい場所?”

どんな場所なのでしょうか…?

1月19日(日)に花とみどりの学習館では、
イベント「野鳥で目黒川の環境を知ろう!」を実施します。

野鳥の種類や生態を観察しながら、目黒川の環境の状態を学んだり、自然環境としての目黒川について一緒に考えます。

1月10日(金)締め切りです。詳しくは12月25日号の区報または、こちらをご覧下さい。みなさんのご応募をお待ちしています。

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公園の宝もの

雨が降る度に寒くなりますね。
公園は、紅葉真っ盛りです。

冷たい雨の中ですが、公園の中を散歩するといろいろな色が形の葉っぱがあります。
  

秋になると落葉樹の葉は、紅葉し、
色とりどりの葉を、地面に落とします。
木は休眠状態になり暖かい春を待ちます。

公園に落ちるたくさんの落ち葉は、
花壇や畑の土に欠かせない落ち葉堆肥を作るため公園の宝ものです。

落ち葉は、公園の生き物にとっても暖かいフカフカのベットになり、
寒い冬を乗り切る隠れ家になります。
葉っぱをこっそりめくってみると、
何かいきものを見つけることができるかもしれませんよ。

これからどんどん寒くなりますが、冬の公園も楽しいですよ。
暖かい服を着て遊びにきてくださいね。

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