中目黒公園を歩いていると、花が枯れたままになっている花壇や畑を見かけることがあります。こちらは、種を採るために枯れた植物を残してあります。
枯れた後の花を手でほぐしてみると、毛が生えた種が出てきました。


ヤグルマギクの種です。

種を採る作業は地道な作業ですが、手先を動かしているといつの間にか熱中して作業される方が多く、講座やイベントでも人気です。
採った種は、秋に種まきをすることで春にまた花壇を彩ってくれます。
中目黒公園では自然の循環に寄り添う園芸を心がけています。
中目黒公園を歩いていると、花が枯れたままになっている花壇や畑を見かけることがあります。こちらは、種を採るために枯れた植物を残してあります。
枯れた後の花を手でほぐしてみると、毛が生えた種が出てきました。


ヤグルマギクの種です。

種を採る作業は地道な作業ですが、手先を動かしているといつの間にか熱中して作業される方が多く、講座やイベントでも人気です。
採った種は、秋に種まきをすることで春にまた花壇を彩ってくれます。
中目黒公園では自然の循環に寄り添う園芸を心がけています。
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西の方から続々と梅雨に入ったというニュースがありますが、
6月1日、中目黒公園はきれいな青空です。
園内を散策していると、
青空に映える木々の花が私たちを楽しませてくれています。
毎年開花を楽しみにされる方も多い中目黒公園一の人気者は、
なんといっても「ジャカランダ」です。
「開花はいつですか?」という問い合わせも多く聞かれます。
いよいよ開花が始まりました。
「ティーツリー」は白い小さなブラシのような花を満開に咲かせています。
オーストラリア原産で清浄作用があることでもよく知られ、
アロマオイル製品などもあります。
さわやかな香りが空気もリフレッシュしてくれます。
青空にモクモクと煙のような花をつけているのは、
その名も「ケムリノキ」とか「スモークツリー」と呼ばれる木です。
葉っぱの色も紫がかった深い緑で、
花がなくても公園に彩りを添えてくれる美しい木です。
これから他の木も次々と開花して、梅雨の晴れ間を彩ってくれそうです。
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先日、目黒区職員の研修にお邪魔させていただく機会があり、
目黒川船入場で川の中に入ってきました。
船入場に来ると、目黒川から潮のにおいがしたことはないでしょうか。
船入場から6km先の東京湾の潮の満ち引きにより、
目黒川は1日に2-4回水位が変わります。
この日は干潮時刻が昼間でしたので浅くなっている時間に入りました。
川底を見ると魚がたくさんいます。
田楽橋の真下の岩にはフジツボの仲間がびっしり貼りついています。

橋の上からでは分かりにくいですが、海とのつながりを実感できました。
【目黒川と自然コーナーよりお知らせ】
目黒川と自然コーナーでは、目黒の川や水についての解説をしております。
くわしく聞いてみたい方は解説員におたずねください。
次回の解説を受けられる日:7月24日(土)、7月25日(日)
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チョウの幼虫は、決まった種類の植物の葉を食べて成長します。
その植物の近くを探してみると、探しているチョウに出会えるかもしれません。
中目黒公園ではハーブや果樹など多種類の植物を育てているので、
様々なアゲハチョウがいます。
今回は今時期に見られる、アゲハチョウの幼虫とその食事の様子をご紹介します。
キアゲハ
フェンネル(セリ科)というハーブを食べているところです。
サラダなどのお料理にも使われ、独特な香りが特徴です。

ジャコウアゲハ
ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)というつる性の野草を食べているところです。

アオスジアゲハ
クスノキ(クスノキ科)の葉を食べているところです。
クスノキは樟脳として昔から虫よけなどに使われてきたのですが、
アオスジアゲハには関係ないようです。

成長するにしたがって幼虫は姿も変えていきます。どんな姿になるのかな?
お散歩の度に観察してみるとおもしろいかもしれません。
ぜひアゲハチョウの成長を見守ってみて下さいね。
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毎年この時期、園内は多くのハーブの花々で彩られ、ハーブの香りに
満ち溢れています。開園20年以来、多くのボランティアの方たちの
手によって耕され、種を撒かれ、緑豊かな多くの人に親しまれる公園
になりました。
そんなハーブに親しんでいただく機会として5月9日に
「香りの花束づくり」のイベントを実施しました。
毎年大変人気のあるイベントですが、
今年は新型コロナウイルス感染症予防対策を取り、
人数制限をしての実施となりました。
自分たちで公園内で摘んだハーブを中心に、花束を作っていきました。
ちょうど母の日ということもあり、親子連れの方の参加も多く
思い思いに花束づくりを楽しんで下さっている様子でした。
出来上がりもそれぞれ素敵なものになっていました。
ハーブの中には殺菌・抗菌防臭効果があるものや香りが良いものが多く、
中世のヨーロッパでは日常的に利用されていたと言われています。
イベントに参加出来なかった皆さんにも園内のハーブを少しご紹介します。

ラベンダー ストエカス(フレンチラベンダー):花言葉 献身
常緑小低木
地中海沿岸~アフリカ北部原産
うさぎのようなかわいい花が早春から初夏に咲きます。

ジャーマンカモミール:花言葉 忍耐
一年草
ヨーロッパ原産
4月~6月頃、香りのよい花を咲かせます。
鎮静作用のあるアズレンという成分が心地よい眠りを誘い、
ハーブティーとしても大変人気があります。

ローズゼラニウム:花言葉 真実の愛情
常緑低木
アフリア南部原産
初夏には香りが良いかわいい花を咲かせます。

ローズドメイ:花言葉 純愛
多年草
ヨーロッパ南部、インド原産
名前のごとく、5月頃に香りのよいピンクの花を咲かせます。
カーネーションの原種です。
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今時期、園内ではさまざまな花が咲いています。
5月の花というと、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。
こちらは、セイヨウサンザシというバラ科の植物です。
メイフラワーとも呼ばれます。
中目黒公園にはピンク色の八重咲き品種があります。
こちらは、ダマスク系のオールドローズから名前をとった、
ローズドメイというナデシコ科の植物です。
花には甘い香りがあり、古くから香水や花束に使われてきました。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この2つの植物はどちらも、
名前に5月を意味するメイ(May)がつきます。
名前の通り、毎年5月上旬ころに見ごろをむかえるかわいい花々です。
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昨年の11月にエコ園芸生活講座の受講生の皆さんに播いていただいた、
六条大麦がすくすくと育っています。
種を播いた時の様子はこちら
今は青々としたみどり色ですが、収穫時期にはきれいな黄金色になります。
古代中国で考案された季節を表す七十二候(しちじゅうにこう)では、5月31日~6月4日までを「麦秋至(ばくしゅういたる)」と呼び、麦の収穫時期を表します。
季節は夏も近づいているのに秋?と不思議に思いますが、麦にとっての秋(収穫時期)を表していることから、麦秋至と呼ばれます。
育った六条大麦は5月末ごろに、こども向けのイベントで収穫する予定です。
1粒の麦からたくさん収穫できるでしょうか!?
麦茶の美味しくなる季節が楽しみです。
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中目黒公園は今春、開園20周年を迎えます。
ボランティア・区・学習館が「参加と協働」という関係性を築きながら運営し、
自然の営みに寄り添った「循環型園芸」を連綿と続けてきました。
草木は大きく育ち、様々な生きものの棲みかとなりながら、
多くの方に足をお運びいただける地域の憩いの場となりました。
引き続き、活動から育まれる「みどり」や「コミュニケーション」を大切に、
人も植物も生きものも、みんなが居心地のよい環境づくりを目指していきます。
まだお越しになったことのない方はぜひ一度足をお運びください。
地域のみどりを守る一員として、ボランティア活動への参加もお待ちしております。
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今年も待ちに待ったサクラの季節がやってきました。
中目黒公園には7種類のサクラがあり、次々と開花を迎え、
お天気によって2~3週間ほど愛でることができます。
まず最初につぼみが膨らみだすのは、オオシマザクラです。
こちらは3月14日(日)の様子です。
館内のカウンターでは、7種類のサクラの特徴や開花状況を
随時お知らせしております。園内散策の際にはぜひお立ち寄りください。
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