【実施報告】「野鳥で目黒川の環境を知ろう」終了しました

1月20日に花とみどりの学習館では、「野鳥で目黒川の環境を知ろう」を実施しました。まず、目黒川の歴史や人との関わり方についてお話しをし、自分が使う水の水源や使った水がどのような過程を追って処理されていくのかについて考えていただきました。

その後目黒川の船入場まで向かい野鳥の観察を行いました。この日は、ダイサギやコサギ、アオサギ、ゴイサギ、コガモ、ユリカモメなど様々な野鳥を観察することができました。
いつもはじっとしているアオサギが大きな羽を広げ、ダイサギを追いかけ、ダイナミックに縄張り争いをしている様子には歓声が上がり、オナガガモが逆立ちをして餌を食べている様子は癒されるわね。と微笑ましく見守りながら、参加者の皆さんは観察を楽しまれている様子でした。

船入場では、生き物が集まれる様にしたり、洪水などの自然災害から私たちを守ったりする為に、様々な環境整備がなされていることなどもご紹介しました。「何気なく見ている景色にそんな意味があったとは驚きました。」と感心されている参加者の方もいらっしゃいました。

室内に戻ってからは標本のくちばしを触ってみたり、野鳥の種類や生態を観察することで目黒川の環境の状態がわかることもお話ししました。最後に、目黒川を汚さないために、普段の生活でどのようなことに気をつければよいかなどについても考える時間を設けました。

参加者の皆さんからは、「路上のゴミ拾いなどの活動が川の環境を守ることにつながっていることが分かり嬉しかった。」「野鳥や身近な目黒川の環境を知ることができた。普段の生活でも気をつけていきたい。」などの感想などもいただきました。

【目黒川と自然コーナー】
花とみどりの学習館では毎月1~2回ほど「目黒川と自然コーナー」
にて目黒川に関する解説・質問を事前予約制で受け付けています。
解説希望内容・質問事項と、希望の時間を学習館窓口までお伝えください。

「自分の住む地域について知りたい」「学校の調べもので質問したい」
そんな時はぜひ学習館にお越しください。

みなさまのご来館をお待ちしております。

Comments off

冬のハーブガーデンでは・・・

小雪がちらついたと思ったら、ぽかぽかと暖かい陽気になったりして、
春を待つ植物たちはどんな思いで過ごしているのでしょう。

ハーブガーデンでは、以前もご紹介したように、
レモンバーベナやレモングラスなど、寒さに弱い植物には冬囲いをしています。
枯れ草をまとい、木の実もつけてもらってとてもおしゃれです。

 

ワイルドストロベリーの葉はきれいなグラデーションに色づいています。
小さな花や実がちらちらと顔をのぞかせています。

また、冬の間にしか見られない植物の姿として、“ロゼット”というものがあります。

冬の厳しい寒さに耐えるため、葉っぱを地面にぴったりとつけ、
太陽の光をまんべんなく受け取れるよう、葉を広げた姿のことをいいます。

ハーブガーデンでは、カモミールやボリジ、
ビロードモウズイカなどがロゼット状に葉を広げているのが見られます。

  

植物のたくましく生きる姿が見られるのも、冬ならではですね。

Comments off

【再募集】1月20日(日) 野鳥で目黒川の環境を知ろう

中目黒公園のすぐ脇を流れている目黒川。
目黒区のシンボルであり、私たちを癒してくれている目黒川。
この季節はいろんな種類の野鳥が飛来してきていてとても賑やかです。

1月20日にイベント「野鳥で目黒川の環境を知ろう」を予定しています。
こちらのイベントでは、野鳥の種類や生態を観察することで、自然環境としての目黒川について参加者の皆さんと一緒に考えます。
募集を締め切りましたが、若干名空きがあり再募集しています。

日 時:1月20日(日) 10:00~12:00
対 象:小学生以上(小学校3年生以下は保護者同伴)
※大人の方のみのご参加も大歓迎です。
参加費:無料
定 員:15名
主 催:花とみどりの学習館
内 容:野鳥の生態を観察して、目黒川の環境を考えます。

詳しくは、花とみどりの学習館受付(〒153-0061 中目黒2-3-14 中目黒公園内)
または、電話TEL:03-5721-0871にてお問い合わせください。

Comments off

新年あけましておめでとうございます

お天気に恵まれた年末年始を迎えました。
園内では、ロウバイ、スイセン、ボケなども咲きはじめ、
春の香りが漂っています。
今年も中目黒公園がたくさんの笑顔であふれますように、
スタッフ一同、みなさんのお越しをお待ちしています。

  

Comments off

来年に向けて

花とみどりの学習館は、下記の年末年始期間は休館させていただきます。
12月28日(金)~1月4日(金)
今年も、皆様のお陰様で園内には様々な種類の植物が育ち、イベントもたくさん実施することができました。ありがとうございました。

園内を歩いていると冬に向けて準備している樹木がありました。ハクモクレンの冬芽は暖かい毛をまとっていて寒い冬を乗り越えようとしているようです。

そのほかにも、花壇では地面にぴったりと葉を広げている植物がありました。カリフォルニアポピーです。冬の厳しい寒さに耐え、太陽の光をしっかりと受け止められるように、地面にぴったりと葉を広げているようです。

春にはきれいな花を咲かせてくれるでしょうか?
冬の間よく目を凝らしてお散歩してみると、厳しい冬の寒さを乗り切ろうとする植物や生き物の姿や知恵を見つけることができるかもしれません。

また来年もよろしくお願いいたします。

Comments off

ブドウの木、剪定しました。

中目黒公園のブドウの木も年々立派になってきて、
毎年、「公園作業とブドウ収穫のお手伝い」というイベントを
開催できるようになりました。
多くの来園者の方々に支えられながら、
美味しいブドウが味わえるようになりました。

ブドウの冬の管理も、ブドウを育てる上で大切なお仕事。
本日は、いつもブドウのお手入れをしているボランティアさんと、
さーくる・ガーデン・クラブの皆さんで、ブドウの剪定作業を行いました。
大勢の人で作業をすると、ボサボサに伸びた蔓も
あっという間にすっきりしました。

たくさん出た剪定枝を使って、クリスマスリース台を作りました。

寒さの中でも、元気に公園のお手入れをしています。

Comments off

冬支度始めました。

今年は、12月とは思えないほど暖かい日が続いていますが、
冬は着実に近づいているようです。
園内の紅葉は見ごろを終え、木々は葉を落としています。
ボランティアのみなさんは堆肥用に、毎週末落ち葉を集めています。
原っぱにも落ち葉のじゅうたんが広がり、ちょっと落ち葉をめくってみると、
テントウムシがいたり、春の野草が芽吹いています。
ハーブティーガーデンのハーブは、レモングラスやレモンバーベナなど、
原産地が外国の暖かいところものもあり、日本の冬は少し寒いようで、
そろそろ冬を越す支度を始めました。
学習館では、毎年恒例になりました、ござや公園で刈り取った草を使って
囲いをする作業です。
毎年、面白いと評判です。
見に来てくださいね。

Comments off

【実施報告】公園の植物を使ったかご作り

11月18日に「公園の植物を使ったかご作り」を行いました。今回は、材料になる蔓の採取からかご編みを体験していただきました。

蔓の採取では、蔓の根元をたどって観察をしたり、引っ張ったり、どの蔓を使うか吟味したりと盛り上がりを見せていました。

材料を採取をしたら、いよいよかごを編み始めます。蔓に遊ばれ、遊びながら…子どもも大人も熱中し黙々と編み進めること約1時間。

どの参加者の方も素敵なかごが出来上がりました!最後は、完成したカゴの発表をし合って終了。

参加者からは、「最初は1本の蔓だったのに段々とかごになっていく様が面白かったです。」や「難しかったけれど完成してよかった。」などの感想もいただきました。

完成したかごに何を入れたいですか?と伺ってみると、みかんや果物を入れたいという方、一輪挿しにしてお花を生けたいという方、おもちゃを入れたい!などなど様々な声を聞くことができました。

かごに入れたいものを思い浮かべ、楽しみながら作っていただけたようです。

Comments off

紅葉、黄葉、褐葉

公園の木々も色づきはじめ、秋から冬へと季節が移ろいはじめていることがわかります。私たちは、葉が冬にかけて色づくことを、ひとまとめに紅葉と呼んでいますが、細かく分けると、葉が赤く色づく紅葉(こうよう)、黄色く色づく黄葉(こうよう)、茶色く色づく褐葉(かつよう)などがあります。

【カキ】

赤く紅葉(こうよう)する木の葉は、気温が下がってくると、葉と枝の間に層ができて、光合成でつくられた糖分などの移動ができなくなります。
移動できなくなった糖分が蓄積して、そこに日光があたるとアントシアンという赤色の色素に変化することから紅葉します。

【アカメガシワ】

黄色く黄葉(こうよう)する木の葉は、葉緑素とカロチノイド(黄色い色素)をもっていて、秋が深まっていくと葉緑素が先に分解されてカロチノイド(黄色い色素)が残るため葉が黄色く見えます。

【クヌギ】

褐葉(かつよう)する木の葉は、赤く紅葉する葉のアントシアニンの代わりにタンニンができることから、黄色や褐色を帯びた色に色づきます。

これらの紅葉は、樹種やその年の気温差などで色づき方も様々になります。
葉を拾ってよく見てみると、真っ赤な色が美しいもの、まだら模様に紅葉していて味わい深いもの、茶色かかってやさしい色味になっているもの…1枚1枚それぞれの味わいをもっていて見ていて飽きません。

Comments off

大麦の種をまきました。

11月に入り、穏やかな秋晴れが続いています。
園内では、本格的な冬がやってくる前に
済ませておきたい仕事があります。

種まきもその一つ。

秋まきの代表、大麦の種まきの様子をご紹介します。

 

畝(うね)をたて、筋状に種をまく場所を作ります。
 

種をまいたら、鳥に見つからないように土をかぶせます。
 

土をかぶせても、中目黒の鳥たちは鼻がきき、掘当ててしまうので
念のため、カバーをかけておきました。
 

これで、来年の6月もおいしい麦茶が飲めるでしょうか?
皆さんも麦の生長を見守ってくださいね。

Comments off

« Newer Posts · Older Posts »