Archive for 7月, 2021

暑さを味方に…

一年でもっとも暑いといわれる大暑の季節となり、園内の植物もつらそうです。
そんな中、暑さを味方につけてぐんぐん生長しているのがつる植物です。

ヤブガラシ↓
名前の通りの繁殖力で、他の植物にからみついてどんどん生い茂ります。

ヘクソカズラ↓
独特な匂いとかわいらしい花のギャップが印象的な植物です。
花の中央がお灸のあとに似ているから灸花(ヤイトバナ)とも呼ばれています。

クズ↓
強くて太い茎をどんどん伸ばし、木を覆ってしまうほどの勢いがあります。
秋の七草に入っており、今時期に花が見られます。

フェンスにからまったり、他の植物を枯らしてしまったり、
畑や園芸をする立場からすると困ってしまうことが多いつる植物ですが、
これらの花の蜜を頼りにしている生きものも多く、
園内の多様性を支えてくれている大切な存在でもあります。

つる植物の勢いにのって、私たちもぐんぐんと夏を乗り切りたいものです。

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きのこさがし

ここ最近、毎日むしあつ~い!

雨が降るとなおさらムシムシ…

私たち人間にとっては不快な季節かもしれませんが、こんな時こそ元気な生きものもいるのです。

それは「きのこ」

看板に白い何かが生えていますね。

はい、きのこ発見!

さらに足元に注意しながら探してみると…

カラフルなきのこたちに出会えました♪

ちなみに、

ほそなが~くて、傘のない種類や

まめのような形の種類もあります。

ひとつ失敬して割ってみると、

胞子(植物で言うタネ)がみっちり詰まっていました。

色も形も様々なきのこたち。

観察には、雨の後の晴れた日がおすすめです。

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タンボからトンボ

トンボという言葉は田んぼという言葉からうまれたという説があります。
園内の田んぼからもトンボが次々と飛び立っています。


ヤゴから出てきたばかりのようです。


あっこちらにも!


こちらは色がはっきりしてきています。
シオカラトンボのようです。


この田んぼは冬水田んぼと言って、
冬の間もずっと水が入ったままにしてあります。
そのためか、普通の田んぼよりも、
いろいろな生きものが見られるようです。
この日は3匹トンボが羽化するところを見る事が出来ました。


楽田クラブでは、冬に水を抜いておく一般的な田んぼと
冬水田んぼをやっています。
たらいの田んぼから、
お米も様々な命もはぐくまれています。
そっとのぞいて見てください。

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