あけましておめでとうございます。
本年も中目黒公園・花とみどりの学習館をよろしくお願いします。
ロウバイは開花まであと少し!ふっくらとしたつぼみに綿帽子が。
ちっちゃな葉に乗った雪がなんとも可愛らしいですね♪
あけましておめでとうございます。
本年も中目黒公園・花とみどりの学習館をよろしくお願いします。
ロウバイは開花まであと少し!ふっくらとしたつぼみに綿帽子が。
ちっちゃな葉に乗った雪がなんとも可愛らしいですね♪
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12月27日(月)から1月4日(火)まで花とみどりの学習館は休館いたします。
年末に近づくにつれ園内の木々は葉を落とし、
春まで眠りについたようです。
しかし、寒い冬に花を咲かせる木もあります。
ロウバイの木です。
黄色いつぼみをふくらませ、新年の訪れを心待ちにしているよう。
毎年1月には花を咲かせ、
ろう細工のように美しい花とかすかな甘い香りで楽しませてくれます。
こちらは去年のロウバイの写真です。
来年もきれいな花を咲かせてくれるでしょうか。
ロウバイ共々、来年また皆様にお会いできることを心待ちにしております。
良いお年をお迎えください。
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街中はクリスマスツリーやリースで賑やかですが、
花とみどりの学習館では一足先に、新年を迎えるしめ縄飾りを
『楽田クラブ』で作りました。
楽田クラブは小学1~3年生対象の稲作体験イベントです。
春の種播きから始まって、夏の田植え、草取り、秋の稲刈り、脱穀・籾摺りと、
お米が食べられるようになるまでの稲の生長をみんなで観察し、学びあいます。
しめ縄飾りは、お米を守り支えてくれた稲わらを使い、
実りへの感謝や新年への願いを込めて古くから作られているものです。
まず、きれいに整えた稲わらを数時間水に浸し、叩きます。
次に、片手で持てるくらいの稲わらを二束に分け、
それぞれの束を右にねじりながら、左へ綯っていきます。
なかなか慣れるまでは大変ですが、全身を使って一生懸命綯っていました。
そして、園内の南天や松、金柑など縁起のいい植物を飾りつけて完成です。
みんながよい年を迎えられますように。9ヵ月間おつかれさまでした!
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今年の秋は2度咲きしてしまう植物も多く、
なかなか冬の剪定や切り戻しなどの作業ができませんでした。
12月に入り、葉が落ちた植物から少しずつ作業を始めています。
先日の公園作業日活動では、ハギの切り戻しを行いました。
ハギは地際で切ることで、来年もきれいな株立ちの姿になります。
切った枝はしなやかで長く、支柱として使うのに最適なので、
細かい枝葉を切り落として保管しておきます。
いずれ土に還る枝や葉を園芸資材として利用することは、
循環型園芸を行う上でとても大切なことのひとつです。
また、先日のエコ園芸生活講座ではフヨウを切り戻し、
枝葉を細かく切り、麦畑の畝に葉を、畝間に枝を敷きました。
麦を播いたあとの畝にうすく葉を敷くことで保湿・保温になります。
畝間は人が作業のために歩くので土が踏み固まってしまうので、
枝のようなやや硬いものを敷くことでウッドチップと同じ役割を果たします。
人が踏むことで徐々に分解され、やがて土に還っていきます。
循環型園芸ならではの冬の姿、ぜひ散策しながら眺めてみてください。
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「今年も来られましたね」
夏や秋には見かけなかった鳥がやってきました。
頭の銀色と羽の白い模様が目を引くジョウビタキです。
遠くチベットやロシアから日本にやってくる渡り鳥です。
冬になるとやって来る渡り鳥のことを冬鳥と言います。
最近は落ち葉が落ちて冷たい風が吹き、外ではコートを着るくらい寒くなりましたが、
冬鳥にとっては日本の冬は過ごしやすいようです。
中目黒公園にやってくる冬鳥はジョウビタキだけではありません。
こちらのモズも冬の間、高い山の上から平地の公園などにやってきます。
大きさはスズメくらいですが、肉食の鳥です。
「はやにえ」と言って、獲物の昆虫やカエル、ネズミなどを捕まえて木の枝に突き刺しておくことがあります。
こちらは去年の写真ですが、
これからの時期、このように木の枝に突き刺さった虫を見かけることがあります。
もし公園で枝に刺さったままの虫を見かけたら、それはきっとモズの仕業です。
ちょっと「ぎょっ」としてしまいますが、これも冬鳥が中目黒公園にやってきた証です。
冬の風物詩だと思って見ていただけると、公園の楽しみのひとつになるのではないでしょうか。
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ああ気持ちいい!
集めた落ち葉にごろん
ふかふかだよ
公園の落ち葉を集めてどうするの?
落ち葉はちいさな生きものたちに食べられて、やがて土になりますが、
コンポストに入れると堆肥となり、公園の植物を育てるのに活躍してくれます。
中目黒公園では、ボランティア活動や園芸の講座で堆肥を作っています。
写真はエコ園芸生活講座での風景です。
木に生えた葉が落ちて落ち葉になり、
落ち葉は堆肥になって植物を育てる・・・
命の循環を感じながら、楽しく作業出来ました。
園内には他にもさまざまな木々が色づいています。
「枯れ葉も山のにぎわい」と言いますが、
中目黒公園の落ち葉は植物を育てる、命のにぎわいです。
美しく色づいた落ち葉を楽しみに、ぜひ公園に来てください。
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一雨ごとに秋が深まります。
公園に入ると雨の香りと甘い香りがしてきました。
雨の公園もなかなか良い雰囲気です。
落ち葉も増えてきました。
甘い香りは、この丸い葉っぱの落ち葉からでした。
カツラの葉は、秋のになると紅葉して黄色からオレンジ色になります。
そしてキャラメルの焦がしたような美味しそうな甘い香りもします。
今年は、暖冬なのかそれとも寒いのか?まだまだわかりませんが、
植物も困惑しているようで、いつもならもう花は咲き終わっているころなのに
ハナシュクシャの花が再び咲き始めました。
カリンの色づきと共にみれるチャンスです。
サザンカサザンカ咲いた道~という童謡どおり、
やはり冬が近づいているようで、学習館のサザンカも咲きました。
これから、少しずつ冬に近づいているのですね。
季節を感じに公園にお散歩に来てくださいね。
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今、園内で華やかに咲いているのがこのハイビスカスローゼルの花です。
バラの花に似ているので「ローゼル」という名前がついたらしいですが、
ハイビスカスローゼルはオクラに近い仲間です。
そして、ひときわ特徴的なのがこの実です。
なんだか真っ赤な小籠包みたいな形をしています。
とてもオクラには見えませんね。
今回は実の中身を見てみましょう。
パッと見ただけでは、イチゴかトマトのような形ですが…
表面をむいてみます。
白っぽい実が出てきました。
真っ赤な部分は皮ではなく、実を包む5枚の苞(ほう)と萼(がく)です。
この苞(ほう)と萼(がく)はハイビスカスティーにしたり、
砂糖と煮詰めてジャムにしたりできます。
白っぽい実も割ってみました。
5つに割れた部屋に種がぎっしりつまっています。
こうしてみると、オクラに似ていませんか?
割ったときにねばり気もありました。
真っ赤な苞(ほう)と萼(がく)をもつ白っぽいオクラ・・・とてもユニークですね。
きれいな花とユニークな実をもつハイビスカスローゼルは今が見頃です。
中目黒公園にぜひ見に来てください。
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ちょっと前まで、「暑い暑い!」と言っていましたが、急に冷え込んで来て、
衣替えをするのが大変ですね。
公園の植物たちも夏から秋に代わりつつあります。
こちらは、園内をアメジスト色で彩ってくれる「アメジストセージ」。
花の少なくなった園内を明るくしてくれます。
長いお豆の、三尺ササゲ。
お赤飯に入れるお豆です。こんなに長くなるんですね。
こちらは少しのんびり屋さんの「ヘチマのお花」。寒くなってしまいましたが、大丈夫でしょうか?
お茶の花です。椿の仲間なので、よくみるとそっくりですね。
夏に葉っぱを使ってアイの生葉染めをしましたが、アイの花も咲きました。
園内にはまだまだいろいろなお花が楽しめます。
ぜひお散歩にきてくださいね。
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目黒川はもともと世田谷区の湧水が水源だったのですが、半分以上が下水道化したので、現在は新宿区にある落合水再生センターからの下水処理水を山手通りの下の管を通して、ポンプアップして池尻大橋から流しています。
しかし、自然に目黒川に流れてくる水もあるのです。
目黒川の護岸には小さな穴がたくさん開いているのですが、そこから水が出ていることにお気づきでしょうか。
場所により水量は違い、山手通り側では少ないのですが、船入場ではジャージャー音がするほど出ているところもあります。
2021年5月15日目黒区職員研修日の昼の12時、気温29度、目黒川船入場の水温24度の時、この写真の水は19℃でした。コンクリートがオレンジ色になっているのは鉄分が多いためです。
この水は地下水で、目黒川に流れている水よりも温度が低く、透明度の高い水です。
目黒川の貴重な水源ですね。
経年で見ていくと、水の量に変化が見られます。
これからの季節、護岸に生えているツタの葉が枯れて穴が見えやすくなりますので、どこの穴の水が一番多いか、また雨が降った後どうなるか観察するのも面白いですね。
その他、目黒川の生きものなど詳しい話についてはこちら→目黒川関連の記事
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