黄色いお花だけど青くなる??

「菜の花ね」と写真を撮られる方もいらっしゃいますが

花びらの数が4枚で黄色のアブラナ科、英名でウォード(Woad)、
ホソバタイセイの花です。
原産は南ヨーロッパや、アジア西部の2年草です。
ヨーロッパではインディゴ(藍)染料の原料として使われていました。
また、葉には収斂・血止作用があるとされ怪我を癒すハーブとしても
利用されていたそうです。
布を染める工程は複雑で、何度も発酵させるそうです。

日本の藍染めはタデアイを使います。
やはり発酵させるなどの工程を経て手間をかけて作ります。

国が違えど同じように植物を生活に取り入れているのが興味深いです。
また、黄色いお花が青く染まるというのも面白いですね。

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中目黒公園の一年生!

4月になり、新しい生活がスタートした方も多いと思います。
今回は中目黒公園で見つけた1年生を紹介します!

クヌギのどんぐりの芽

昨年、9月頃集めたクヌギの葉の中に埋もれていました。
冬の間眠っていたどんぐりが春になって生長していたんですね!

 

ヤブキリの赤ちゃん

ヤブキリはキリギリスの仲間です。
幼い頃は花の花粉や花びらを食べますが、大きくなると虫も食べるそうです。
セミなど自分より大きい虫を食べる事もあるようです!

 

アズマヒキガエルのオタマジャクシ

3月頃に産卵された卵から生まれてきました。
元気そうに泳いでますね!

 

花とみどりの学習館ニュースレター4月号は、アズマヒキガエルの卵からの様子をまとめました!
今年のニュースレターはカラーなので見ていただけると嬉しいです。
ほかにも学習館には自然についての解説展示もあります。
中目黒公園にぜひお越しください!

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アケビという果物を知ってますか?

中目黒公園ではサクラ、チューリップなど色とりどりの春の花が見ごろをむかえています。
そんな中、異彩を放つ「地味」なお花を紹介します。

ミツバアケビの花が咲きました
アケビの花が咲きました。

ミツバアケビの新芽が展開
3枚の葉っぱが特徴的な「ミツバアケビ」です。

色が地味で、お花も小さいのであまり目立ちません。
でも、よ~くさがしてみると…

2種類の花があります。
ミツバアケビの雌花は大きい
こちらはメスの花(雌花)です。
大きな花がど~んとひとつついています。
大きな花びらに見えるのは、花びらを包む咢片(がくへん)です。
花びらよりもしっかりした感じです。
そのメスの花の下をたどると…

小さい雄花が集まる
小さなツブツブのかたまりみたいなものがあります。
これがオスの花(雄花)です。
小さな花がたくさんついています。
雄しべがむき出しなので、こんな形をしています。

ミツバアケビは秋に紫色の甘い実をつけます。
日本の山でも見かけることがあり、タヌキ、ニホンザルなどの野生動物やメジロなどの野鳥が好んで食べています。
タヌキのうんちの中からミツバアケビの種が見つかることもあるんですよ。
中目黒公園のミツバアケビは、今年の秋に実をつけてくれるかな?
今から楽しみです♪

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新年度に新たな一歩

暖かい日差しも心地よく、春の陽気になってきました。

新年度に向けて新しいことを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんにオススメ!

中目黒公園 花とみどりの学習館では、4月から公園作業日がリニューアルし、「トライアルボランティア」がスタートします。

「トライアルボランティア」は、花とみどりの学習館スタッフと公園で育てている植物のお手入れを行う活動です。

ボランティアに興味があるけど自分に出来るか心配と思っている方、家では出来ないけど、土いじりや植物を育ててみたいと思っている方、新しく何かを始めてみたいと思っている方、是非ご参加ください!一緒に作業しながら、園芸の楽しさ、仲間と活動する喜びを体感できます。

公園で活動しているボランティア団体に加入する前のお試しという位置づけですが、最長1年間続けられます。その後は、公園で登録ボランティア団体に加入していただければと思います。

詳しくは花とみどりの学習館窓口まで、気軽にお問い合わせくださいね。

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菜の花いろいろ

「あっ菜の花♪」

公園でよく聞かれるようになってきました。

“菜の花”は食用のアブラナ科の花の総称なので、

「菜の花」と呼ばれる花の種類は沢山あります。

 

これはノラボウナ(野良坊菜)のお花です。

ま~るい花びら。

茎もお花もいただきます。

江戸東京野菜のひとつです。

 

これはコウタイサイ(紅苔菜)です。

ノラボウナに似ていますが、

よ~く見ると茎の色が赤いのが特徴です。

寒い時期ほど、赤紫の茎の色が鮮やかです。

茎もお花もいただきます。

茹でると赤い色は緑になります。

 

これはみなさんがご存じの野菜の“菜の花”です。

何の“菜の花”かわかりますか?

シワシワで細長い花びら。

ジャーン!ブロッコリー!!!

アブラナ科のお野菜といえば、

他にもダイコン、カブ、ミズナ、

ハクサイ、キャベツ、ザーサイ…

みんな菜の花を咲かせます。

公園では野菜も育てているので、

“菜の花”を探してみてくださいね。

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冬のこびとたち、春を感じる

花とみどりの学習館内では、園内の見どころを紹介する展示を行っており、
現在は「発見!?冬のこびとたち」と題して、様々な冬芽を紹介しております。
連日子どもたちがやって来て、セルフガイドを片手にこびとさがしをしています。

少しずつ暖かくなり、こびとたちも春を感じているようで、姿が変わってきました。

こちらは豊後梅(ブンゴウメ)。
今年はゆっくりとつぼみが膨らみ始めました。

こちらは子どもたちに大人気のハクモクレン。
ふわふわの鱗芽から白い花びらが見え始めました。

こびとたちの姿が見られるのもあとわずかかもしれません。

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小さな花みっけ!

今年は寒い日が続いて、春の訪れが遅く感じられますね。
まだまだ早朝には池の水が凍り、原っぱには霜柱が立っていることもあります。

そんな寒い朝でも、少し日当たりの良いところを見てみると・・・

見つけた!オオイヌノフグリです!
身体が震えるほど寒い朝でも、小さな花を見つけられると気持ちがほっこりします。

白いコゴメイヌノフグリも見つけました。
寒くても、だんだん春の足音が聞こえてくるようですね。

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バレンタインにぴったりな花言葉をもつ植物たち

2月のイベントといえば、節分や立春などいろいろありますが…やっぱりバレンタインですね!

お店にはチョコレートが並び、ピンク色のポップが目に付く時期です。

今回はバレンタインにちなんだステキな花言葉を持つ植物をご紹介します。

 

ツバキは様々な花の色があり、花の少ない冬を彩ってくれます。

「ひかえめな優しさ」、「誇り」がツバキの花言葉。

花の色によっても花言葉があり、

赤い花は「控えめなすばらしさ」

白い花は「完全なる美しさ」、「至上の愛らしさ」と言われています。

 

 

シンビジウムは寒さに強い花でランの仲間です。

 

花言葉は「はなやかな恋」、「飾らない心」など。

特に黄色の花は、「誠実な愛情」という花言葉だそうです。

バレンタインの贈り物にはぴったりですね。

 

ローリエは月桂樹とも呼ばれ、煮込み料理に良く使われるハーブです。

ローリエの葉にも花言葉があり、「私は死ぬまで変わりません」といわれています。

とてもロマンティックですね。

ただ、ローリエの花言葉には「裏切り」という意味もあるそうです。
ちょっと怖いですね。

 

今回紹介した花はこれからの時期に中目黒公園で見られます。

ぜひ冬の自然を楽しみに来てください。

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春を待つ

立春を迎え、明るい時間も少しづつ伸びてきましたが、
今年は例年よりも寒い気がします。

1月にはいきもの池に氷が張ることがありました。

ロウバイの花は、12月末から咲き始める年もありましたが、
今年は1月の中旬ごろに開花しました。

花壇を耕していると、まだまだ寒いと寝ているアズマヒキガエルを
起こしてしましました。

昨年はバレンタインデーに卵を産みに池に集まってきていました。
今年もそろそろ起きてくるでしょうか?楽しみですね。

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生命力を感じる樹

一年で一番寒いといわれる “大寒” に入りました。

そんな中でも葉をつけたまま冬を越す常緑樹は力強さ・生命力が感じられ、
古くから縁起物として飾られることが多い植物です。

日本ではお正月に飾る松や、節分に飾る柊などが有名でしょうか。
園内にはオリーブやローリエ、マートルなどさまざまな常緑樹があります。

オリーブ

ローリエ

マートル

五感の庭や芝生広場沿いのハーブガーデンなどで見られるマートルは、
古代エジプト時代から愛と歓喜、繁栄の象徴とされてきました。

イギリスでは花嫁の花束にマートルの枝を入れ、
嫁ぎ先で挿し木をして幸福を願うという習慣があったそうです。

草木からパワーをいただきながら、あと少し、寒い季節を耐えましょう。
一歩一歩、春に近づいています。

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