大麦の種をまきました。

11月に入り、穏やかな秋晴れが続いています。
園内では、本格的な冬がやってくる前に
済ませておきたい仕事があります。

種まきもその一つ。

秋まきの代表、大麦の種まきの様子をご紹介します。

 

畝(うね)をたて、筋状に種をまく場所を作ります。
 

種をまいたら、鳥に見つからないように土をかぶせます。
 

土をかぶせても、中目黒の鳥たちは鼻がきき、掘当ててしまうので
念のため、カバーをかけておきました。
 

これで、来年の6月もおいしい麦茶が飲めるでしょうか?
皆さんも麦の生長を見守ってくださいね。

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【実施報告】第17回中目黒公園祭を開催しました!

10月21日中目黒公園祭が開催されました。
年に一度の一大イベント!中目黒公園祭の様子を少しご紹介します。

こちらは、花みどり人講座(ボランティア養成講座)の受講生の皆さんが講座の授業の一環として公園内で収穫したビワやクワの葉で入れたハーブティーを出している様子。食べごろに実った柿も剥いてみなさんにふるまっていました。ハーブティーを飲みながら、くつろがれている方も多くいらっしゃいました。

花壇でいつもお花やハーブを育ててくださっている“CGC(さーくる・ガーデン・クラブ)”の皆さんは、ドライフラワーの花束づくり体験を行っていました。材料になっているドライフラワーは、花壇などで私たちの目を楽しませてくれていたものです。
1年間お花を育てながら、収穫してドライフラワーにしてくださっていたんですね!
参加者の皆さんは、素敵な作品を作り上げていました。

原っぱでは、大人気のオナモミダーツやクズの輪投げなどで遊ぶこどもたちで賑わっていました。原っぱに生えているオオオナモミやクズを収穫して“いきもの池原っぱクラブ”の皆さんが、みんなで遊べるゲームを考えて用意して下さっていました!

“有機クラブ”の皆さんは焼き芋の準備中?でしょうか。焼き芋のほかにも、焼きそばを販売していました。この焼きそばに使われている野菜はなんと公園で育てたもので、野菜を育てる際には有機クラブで作った落ち葉堆肥を使っています。公園の味覚を楽しんでいる方が多くいらっしゃいました。

グラウンドでは少年サッカーの大会が行われたり、こどもたちを乗せて走るSLは、行列ができるほどの大人気!でした。

その他にも、福祉関係団体のおいしい焼き菓子や手作りの製品、地域活動団体による物販・模擬店など楽しくおいしいイベントが盛りだくさん!で多くの人の笑顔で公園が賑わっていました。

足を運んでくださったみなさま、関係活動団体のみなさま今年もありがとうございました!

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植物の知恵

すっかり、秋の景色になった中目黒公園を少し散策するだけで、
植物のいろいろな種を発見できます。

植物は、動物と違って自分で動くことができないので
いろいろな知恵をしぼって、種の形で遠く旅立つ準備をしています。
今回は、そんな植物のけなげな姿をご紹介します。

原っぱを散策すると、
足にいろいろくっいてきます。

これは、アレチヌスビトハギです。

マメ科の植物でサヤが、ザラザラとしています。
人や動物にくっついて移動しようと試みる植物です。

たとえば、
 
センダングサ         オオオナモミ

形をみるとくっつきそうですね。
公園から帰ったら、洋服を確認してみてください。
もしかしたら、植物の種がついているかもしれません。

空をとんで大きく羽ばたこうと試みるのは、アベリアとモミジの仲間
 

種をよく見ると羽根がついていますね。
 
アベリア            モミジ

鳥などの動物に食べてもらって、どこか遠くに連れて行ってもらおうと
考えた植物は、赤い実をつけました。
  
サンザシ           バラ          エノキ

ドングリは、とりあえず、「ドングリころころドングリこ~♪」
ころがって移動を試みるようですが・・・
ドングリはどこでも大人気。みんなが拾って持ち歩いてくれるので、
ドングリは思いのほか遠くに移動できるようです。

秋の中目黒公園は、植物の知恵が詰まっています。
散歩がてらに、植物の知恵を解明してみるのも楽しいですよ。
見頃の花もたくさん楽しめます。
ぜひきてください。

  
アメジストセージ      ホトトギス        フジバカマ

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もりもりいもむし

園内の植物も落葉をはじめ、まだ暑い日もありますが
サーっと吹く風で秋を感じます。

園内の花壇を注意深く見てみると
にょきにょき動く姿がありました。

ゴマの葉にはシモフリスズメのいもむし

フェンネルにはキアゲハのいもむし

アブラナ科のブロッコリーにはモンシロチョウのいもむし

いもむしは好んで食べる葉っぱが種類ごとに違います。
この好みの葉っぱのことを「食草」といいます。
食草からいもむしの種類を見分けることもできます。

ハート形の葉っぱのウマノスズクサには

ジャコウアゲハのいもむしです

これらのいもむしの食草になる植物は
スタッフをはじめボランティアさんが一生懸命育てた植物なので
葉っぱを全部食べられてしまうと困ることもしばしば…
でも、ずっと見ていると愛着がわいてしまい、つい見守ってしまうことも。

そんな光景も無農薬で自然の循環を大切する
中目黒公園ならではのことなのかもしれません。
他にも公園にはたくさんの虫たちが元気に過ごしています。
公園で見つけた虫は、何を食べているのか観察したり
学習館にある図鑑で調べてみても、おもしろいかもしれませんね。

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【実施報告】鳴く虫の観察会

9月8日夜に、いきもの池原っぱクラブ・自然観察クラブ・花とみどりの学習館
で「鳴く虫の観察会」を行いました。

まずは、いきもの池原っぱクラブ・自然観察クラブの活動の紹介を行いました。

中目黒公園で聴くことのできる鳴く虫の鳴き声をクイズなどで予習して、
いよいよ外へ…
外に出てみると、アオマツムシ、ツヅレサセコオロギ、カネタタキ…
といろんな虫たちが大合唱しています。

この日は、いきもの池原っぱクラブの皆さんが、原っぱの中の草を刈り、園路を作ってくださったので、原っぱの中にも入って観察をしました。みんなで耳を澄ませながら鳴く虫の声を聴いたり、鳴き声をたよりに鳴く虫を探したりもしました。

夜に虫が鳴くのには、理由があります。
それは…夜は暗くて、天敵に見つかりにくいからといわれています。
そういわれているだけあって、鳴き声はするけれど…姿を見つけることは難しい!

参加者の皆さんからは、
「夜に虫を探すのは難しかったけれど、たくさん鳴く虫がいることは分かった。」
「いつも家で聞いていた虫の鳴き声が分かって嬉しかった」など様々な感想をいただきました。

身近な鳴く虫に興味を持っていただけていたら嬉しいです。
秋の夜長に、鳴く虫の声をBGMにして…お散歩してみてはいかがでしょうか?

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秋の気配

台風の後の強風の中、園内を歩いていると、
じゃぶじゃぶ池の辺りで、あまい香りがしました。

「カツラ」という木は、葉っぱから砂糖を焦がしたような
甘い香りがするということが知られています。
雨の日や、紅葉時期になるとよく香ります。
カツラの木をみると、ほんのり黄色っぽい気もしますが、
紅葉はまだの様子です。
足元をみると、葉っぱが落ちていました。

カツラの葉です。

茶色ぽっくなっていて、甘い香りがしました。
香りは、やはりカツラの葉でした。

強い雨と風のせいか、たくさんの実が地面に落ちていました。

上を見上げてみると、たくさんのドングリが実っていました。
今年は、豊作でしょうか?楽しみです。

また、南米原産の「パンパスグラス」は、
もう既に穂を出して、風にそよいでいました。

例年6月下旬ごろに見頃のジャカランダの花は、
今年は咲くことがなく、みんなをがっかりさせていましたが、
突然今になって、1輪咲きました。
来年を楽しみに、ということでしょうか?

「暑い暑い~」といっていたけれど、少しずつ
秋が近づいているのですね。

じゃぶじゃぶ池は、8月一杯で終了となりました。

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【9月1日(土)開催予定】公園作業とブドウ収穫のお手伝い

中目黒公園では、ボランティアの皆さんとブドウを何種類か育てています。
1年を通して剪定・芽かき・間引き・袋掛け…といつも様々な作業を行って下さっているおかげで今年もたくさんのブドウが実っています。

夏はお待ちかねの収穫の時期です。
「公園作業とブドウ収穫のお手伝い」では、みなさんに公園の除草作業などの簡単なお手伝いをしていただいた後、食べごろのブドウを収穫し、味見することができます。一緒に汗を流して公園のめぐみをいただきませんか?
今回は公園作業後、マスカットベリーAという品種のブドウを収穫する予定です。

日時:9月1日(土)10:00~11:00
受付:9:40~9:55の間で行います。
集合場所:花とみどりの学習館
対象:どなたでも(小学生以下のお子さまは保護者の方と一緒にご参加下さい)
持ち物:長袖・長ズボンなどの作業できる服装、帽子、水筒
申し込み方法:当日、花とみどりの学習館窓口で申し込み
※参加者が多い場合は収穫はお子様優先になります。
 収穫物は参加者全員で試食します。

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公園作業とブドウ収穫のお手伝い

中目黒公園では、ボランティアの皆さんとブドウを何種類か育てています。
1年を通して剪定・芽かき・間引き・袋掛け…といつも様々な作業を行って下さっているおかげで今年もたくさんのブドウが実っています。

夏はお待ちかねの収穫の時期です。
「公園作業とブドウ収穫のお手伝い」では、みなさんに公園の除草作業などの簡単なお手伝いをしていただいた後、食べごろのブドウを収穫し、味見することができます。一緒に汗を流して公園のめぐみをいただきませんか?

日時:8月19日(日)10:00~11:00
受付:9:40~9:55の間で行います。
集合場所:花とみどりの学習館
対象:どなたでも(小学生以下のお子さまは保護者の方と一緒にご参加下さい)
持ち物:長袖・長ズボンなどの作業できる服装、帽子、水筒
申し込み方法:当日、花とみどりの学習館窓口で申し込み
※参加者が多い場合は収穫はお子様優先になります。
 収穫物は参加者全員で試食します。

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すこし涼んでいきませんか?

暑さの盛りは過ぎたようですが、暑い日が続いていますね。
公園の中を歩いているとほかの場所より少しひんやりとした涼スポットがいくつかあります。今回はそんな涼スポットをご紹介します。

まずは、じゃぶじゃぶ池。
夏期限定で水が流れています。
(8月31日まで9:30~11:30・14:00~16:00の間水が流れています。)
水あそびができることもあり、親子連れの方でにぎわっています。
水が流れる様子を見ているだけでも、涼し気な気持ちになりますね。

大きく育ったケヤキやエノキの木の木陰。
芝生の上でのんびりくつろぎながらひと休みするのもおすすめです。

最後は学習館前のグリーンカーテン
みなさんはグリーンカーテンという言葉は聞いたことはありますか?
つる性の植物を建物に添わせるようにして育てていることによって、外からの日差しをやわらかくしたり、葉の蒸散作用によって室内の温度を下げる効果もあります。

今年もハナマメ、オキナワスズメウリ、キュカメロンなどの素敵なカーテンができています。写真に写っているのは、三尺ササゲ。この暑さの中、長ーい“さや”が実りました。

まだまだ暑い夏が続きそうですが、公園に”涼”を求めて涼みにいらしてはいかがでしょうか?

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【実施報告】セミの羽化観察

外の暑さも多少弱まり、日が暮れ始めるとある生きものが
土の中から顔を出します。


セミの幼虫です。


セミは卵から孵化すると土の中で何度も脱皮を繰り返し大きくなります。
そして、夏の日暮れから朝方にかけてゆっくり羽化をします。


7月25日に花とみどりの学習館ではイベント「セミの羽化観察」を行いました。
館内でセミクイズに挑戦し、セミについて少し詳しく学んでから
夜の公園へ出発!
地面を歩くセミの幼虫、木に登って羽化する場所を探している幼虫、
そしてまさに羽化の瞬間など
さまざまな場面に出くわすことができました。

参加者からは
「いろいろな羽化を見ることができて楽しかった」
「最初から最後まで見守りたかった」
などの声も上がり、イベントは大盛況で幕を閉じました。

イベントは終了しましたが、セミの羽化は夏の間中観察することができます。
抜け殻がたくさん見つかる場所があれば、そこは羽化スポット!
是非、神秘的なセミの羽化を観察してみてはいかがでしょうか。


また、花とみどりの学習館ではセミにまつわる展示も公開中です。
館内は外より涼しくなっていますのでお立ち寄りください。
皆様のご来館をお待ちしております。

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