Archive for 自然情報

伝説に出てくる植物

クリスマスがそろそろですね!
今回はキリストと聖母マリアにまつわる植物を紹介します。

イエス・キリストのいばらの冠で使われたことで有名なサンザシ


〈10月頃のサンザシ〉

 

聖母マリアが、この木の下で寝たことから、サンザシには雷が落ちないという言い伝えがあります。

ヨーロッパでは、枝を屋根の上に立てたり、帽子に挿して雷よけにしていました。

中目黒公園内でも見ることができますよ。

 

伝説に出てくる植物は他にも!

ただいま花とみどりの学習館にて、「伝説上の植物」を展示中です。

公園内で観察することができる、伝説に登場する植物を紹介しています。

ぜひ見にきてくださいね!

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冬の公園の色

紅葉も終わりに近づき、彩りが落ち着く季節です。

しかし、公園をまわっていると素敵な景気や色に出会えます。
今回は公園で見られる景色と色の組み合わせ(HTMLカラーコード)をご紹介します。

これはナンテン

常緑の葉と赤色の実が寒い季節に映えます。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

色だけを見ても可愛らしいですね。

 

次はススキ

空に向かってスッと伸びていて気持ちがいいです。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

空の青とススキの薄いベージュはバランスが取れていてうつくしいですね。

下の赤茶色が全体の締め色として作用しています。

 

これはデュランタ

春~秋まで花をみることができます。

12月の今でも花が見られるのは、嬉しい魅力

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

花と実の色が鮮やかで元気な色合いですね。

また、陽に透かした葉の色は蛍光イエローのような明るさでさわやかです。

 

これは、生きもの池に生えるアカマツ。

幹の赤茶色に暖かみを感じます。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

落ち着いた色合いでホッとするようです。

 

今回紹介した色の組み合わせを見ると

植物は自然界のカラーコーディネーターですね。

植物の名前が分からなくても、どんな色があるか見つけるだけでも楽しいですよ!

みなさんも公園に来て、自然が織りなす色の組み合わせを見つけてみませんか?

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麦の生長をお楽しみに

11月のエコ園芸生活講座では、今年育てた六条大麦から種を採り、
来年に向けて種まきを行いました。

麦の手触りを楽しみ、一粒からどのくらいの麦が実るのだろうかと想像しながらみなさん黙々と種採りをされていました。

畝の間には切り戻したフヨウを細かく切って畝の間にマルチングします。
このようにマルチングすることによって土の乾燥を防ぎ保温することもできます。
フヨウは時間をかけて土に還り、麦の栄養になり循環していきます。

種まきした麦はそろそろ芽がでる頃でしょうか。

麦の生長をお楽しみに。

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ビワの花が咲きました

一雨ごとに寒くなり、あの猛暑がいつのことだったのかと思うくらい、
朝晩が冷え込むようになり、公園の植物たちも秋の訪れを感じているようです。

この時期にもこもこと暖かそうな毛をまとい、
甘い香りをただよわせて白い花を咲かせるのは、ビワの花です。
なんだか高級な冬もののコート着ているオシャレなマダムのようですね。

季節が夏から秋へと移りかわり、開花している花が少なくなると
虫たちの食べ物が少なくなります。そんな中甘い香りで虫を誘い、
受粉を助けてもらっています。

ビワの木はとても大きくなり、花は見上げないとなかなか見れないことが
多いのですが、鉢植えで育てているビワが丁度見ごろになっています。
学習館脇のジャカランダの下でたたずんでおりますので
どうぞお立ち寄りの際は、香りを楽しんでください。

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色とりどりの花と蝶

吹いてくる冷たい風に思わず「寒い!」と体を震わせてしまう。
そんな冬の訪れを感じるような日々がやってきました。

そんな寒い日でも暖かな日が照れば、
花壇に咲くケイトウやコスモスの花の蜜を求めて、
花に負けないくらい色とりどりのチョウたちがやってきます。

キアゲハ

キタキチョウ

ツマグロヒョウモン

ツバメシジミ

オオスカシバ

花だけでなく、そこに集うチョウたちも見どころのひとつです。
成虫の蝶がいなくなり、幼虫や蛹の姿で次の世代がスタンバイする時期、
美しい花とチョウたちのコラボレーションが見られるのは今年最後のチャンスです。

ぜひ、よく晴れた日には中目黒公園に足を運んでみてください。

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くっつきむしが大量だ~!

実りの秋になり、園内では様々な実ができています。
その中でも知らない間に体にくっついている「くっつきむし」ことオオオナモミとアレチヌスビトハギ。
この二つの実が、原っぱで大量になっています!

大きな実でかぎ爪のようなトゲで衣服にくっつく、オオオナモミ。

豆の房全体がマジックテープみたいに衣服にくっつく、アレチヌスビトハギ。

こうやってくっつくことで、実の中にある種を遠くに移動させています。

汚れてもいい服にペタペタつけて遊ぶと楽しいかもしれませんね!

アレチヌスビトハギでにっこりマーク

また、花とみどりの学習館では、不思議なタネの紹介を行っています。
ぜひ、遊びに来てくださいね。

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白いおヒゲのセンニンソウ

青空に秋の雲がながれ、季節の移ろいを感じるようになりました。公園では様々な実や種が楽しめるようになってきました。


センニンソウは9月に白い花を咲かせます。


現在、学習館の玄関に絡んでいるセンニンソウは花が終わり種になっています。
「センニンソウ」の名前の由来は、種から延びる白い毛が「仙人のひげ」とか「仙人の白髪」にたとえられたと言われています。


種から延びる白い毛は、花が終わり伸びた花柱に白い長い毛が密集したものです。
種が熟し、乾燥が進むと白い羽が車輪状に広がり、雰囲気がまた変わります。

そんな種の様子を見ながら、「羽のような白い毛に乗ってどこまでも飛んでいきたいな~」なんて思ってしまいます。種の変化にもご注目ください。

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はじけてふわふわ 秋のお楽しみ

ふわふわの綿菓子を見つけました。

実は、みなさんの身近なものに生まれ変わります。
服になる「棉(ワタ)」です。
昔からこのワタを紡いで糸や布に利用してきました。


辺りを見渡すと、みどり色のまだ固い実も見つかりました。


ピンクや黄色の花も咲いています。
ワタはアオイ科。夏に見かけるムクゲやフヨウ、ハイビスカスも仲間です。
花が似ていませんか…?


白いワタだけでなく、茶色いワタもあります。
このふわふわの中には種がかくれていて、来年もこの種からまたワタを育てます。

ふわふわの手触りを楽しんでみてください。
みんなが見られるように、取らずにやさしく触ってね。

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香りはファンタグレープの花

「あの紫の花はなんでしょうか?」

と問い合わせを受けることが多くなりました。

皆さんはご存知ですか?

これは葛(くず)の花です。

 

根は葛餅(くずもち)として食用や漢方薬「葛根湯(かっこんとう)」になったり、

繊維を葛布(くずぬの)として衣料にしたり、

秋の七草の一つとしても知られています。

 

昔は生活に根差した植物でしたが、

今は知る人ぞ知る植物になったようです。

 

「葛餅は知ってるけど、葛の花は見たことなかったかも…」

と思った方はぜひ、ちょうど見ごろの葛の花を見にきてください。

 

ちなみに花の香りはファンタグレープに似ていると、

私たちは解説やプログラムで紹介しています。

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インターン生が中目黒公園のオススメを紹介します!

【サルスベリは癒すぜぃ!】

 

サルスベリは中国南部原産の落葉樹で、7月~8月の長い間に咲いていることから百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれています。
夏の花ですが、地域によっては10月まで咲いています。

「紅」とつきますが、紅色以外にも多くの色があります。

濃いピンク色はよく見られますが、何度見てもその鮮やかさは飽きないです。

薄いピンク色は優しい色合いでふんわりしていてかわいらしさを感じさせます。

この他にも白色も見られます。街路樹に植えられていることも多いので、意外とあなたの近くにあるかもしれません。

サルスベリは夏を過ぎてもきれいな花を咲かせているので、ぜひ中目黒公園にもいらして探してみてくださいね。

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