「生きものたちにやさしい観察」のお願い


二子玉川公園で見られるアズマヒキガエルは、周辺の生息地から自然と集まり、定着したと考えられています。
春になると、アズマヒキガエルはオスメスでカップルをつくり、帰真園の池に卵を産みます。

カエルを見つけて触ってみたい!捕まえて家で飼ってみたい!と思うかもしれません。
しかし、カエルの卵やオタマジャクシはとても弱く、触れられることで大きなダメージを受けてしまいます。

自然下で、卵から大人のカエルに育つことができるのは1000匹に1匹ほどと言われています。
成長の途中で、鳥やトカゲなどに食べられたり、病気で死んでしまったりするためです。

これに加えて、人間がダメージを与えてしまうとどうなるでしょう?
公園から、アズマヒキガエルがいなくなってしまうかもしれません。

そこで、二子玉川公園を利用するみなさまにお願いがあります。

①カエルは触らず、見守って!
アズマヒキガエルの卵やオタマジャクシを見つけたら、触らずに観察をして、見守ってください。池から上陸したばかりの小さなカエルも同様です。
 
②生きものを逃がさないで!
公園の外で捕まえたり、お店で買ったりした生きものは、カエルやオタマジャクシを食べてしまう、病気をうつしてしまう可能性があります。
公園内に生きものを放すことはしないでください。

また、二子玉川公園のビジターセンターには、生き物に詳しいスタッフがおります。
何か聞きたいことがあれば、お気軽にお尋ねください。