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甘いかおりに誘われて

帰真園に入ると、ふんわりと甘い香りが……一体どこから?

20161222帰真園ロウバイ開花 (5)_c20161222帰真園ロウバイ開花 (1)_c

 

 

 

 

 

 

 

 

この時期帰真園の入口では、『ロウバイ』の花が門扉の陰からひっそりと香りでお出迎えしてくれます。
今年は丸い黄色のつぼみをドッサリとつけ、まだまだこれからが本番の様です。
甘くて美味しそうな香りにつられてでしょうか、甘い蜜や木の実が大好きな小鳥がやって来て、
つぼみをつまみ食いして樹を丸裸にしてしまうこともしばしば……
ちょっともったいない気持ちにもなりますが、小鳥たちにとって食べものの少ないこの季節、
『お腹が空いているのかな?』と見逃してあげてくださいね。

公園では帰真園の他、子ども広場や健康広場の周りにもロウバイの樹が植えられています。
つぼみはとっても取れやすいので、そっと鼻を近づけて香りを楽しんでみてください。

(もっちゃん)
帰真園玉川口にて撮影

もうすぐクリスマス♪

もうすぐ子どもたちが楽しみにしているクリスマスですね。
二子玉川公園ビジターセンターにも素敵なクリスマス飾りが登場しました!

1つ目はビジターセンター北側入口のクリスマスツリー。
公園サポーター・みどりグループの皆さんが手作りされたものです。
園内で不要なクズ(葛)で土台を作り、ナチュモコガーデン(住民管理花壇)
で大切に育てた、センニチコウの花とキヅタの葉をあしらいました。
キヅタの緑色が映え、ひときわ目をひいています。
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2つ目はテラスにある、シンボルツリー「ヤマブドウ」につけられたオーナメント。
こちらはティーサービス担当スタッフ手作りです。
丸い形が可愛らしいプラタナスの実、オオムギの茎を使った
ヒンメリ(フィンランドの伝統的な装飾品)等が飾られ、華やかになりました。
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クリスマス飾りが見られるのは今だけ!ぜひツリーを見にいらして下さいね。

写真撮影場所:ビジターセンター                 やぎしぃ

冬の植物観察のススメ

すっかり寒くなりましたね。園内の木々は冬の装いです。
そんな冬ならではの植物の楽しみ方をご紹介します。

ニシキギの翼3ニシキギの翼2
これはニシキギという植物で、
少し前までは葉が赤く紅葉していました。
変わった形の枝をしていますが、
この板状の部分は翼(よく)と呼ばれていて
葉のある時期はあまり目立ちません。

まさに、この時期だからこそみられる造形物。
よく観察してみると色々な形に見えてきます。

翼(よく)の周りをよく観察してみると、もう来年の芽がありました。
ニシキギの翼1
ゆっくりですが、寒い季節でも植物は変化しているのですね。
冬ならではの小さな変化を楽しんでくださいね!

(なべちゃん)

風ニモマケズ

「今日は暖かい…」
12月に入ってから暖かかったり寒かったりと
気温がころころ変わってますねぇ。
寒い日の寒風は肌身に応えます…
そんな中でも日照りさえあれば虫を見かけることはできるのです。

20161205アオクサカメムシ サンク (1)_R
アオクサカメムシ】
冬眠、越冬、冬籠りと呼ばれる動物の生態がありますが、
上の写真のように虫も例外ではなく越冬(虫は越冬の表現が多い)をします。

ですが、一部の虫は完全に動けなくなるのではなく
日当たりの良い場所で体を温めることができれば冬でも活動できるのです。

例えばチョウ
20161205ヒメアカタテハ サンク (1)_R
ヒメアカタテハ】
この種類はこの時期でも蜜を吸っている姿を見かけますねぇ。
チョウ以外にも
20161205オオハナアブ サンク_R
【オオハナアブ】
アブと言われるハエの仲間です。
ハエはチョウに比べて年中見かけることができるけれど種類が分かりにくいです…

今回はサンクチュアリを見て回りましたが、園内には他にもテントウムシやハチなど、
この時期でも暖かい日は見かけることはできます。
寒い日でも落ち葉をひっくり返せば新しい出会いがあるかもしれませんよぉ。
今度、新しい出会いを求めて多摩川にでも行こうかなぁ…
以上、虫に虫我蟲虫(無我夢中)の たいしょー でした。

たいしょー

落ち葉のミュージアム

帰真園の紅葉は盛りを迎えました。
紅葉と落ち葉で見渡す限り華やかな景色です。

雨あがりの足元には、
地面にくっついた落ち葉の押し葉がたくさん。
落ち葉のアート2落ち葉のアート3

コケと落ち葉の相性もばっちり!
落ち葉のアート4

期間限定の落ち葉のミュージアム開催中です。
作品は日々、変わりますのでぜひ、お早めにお越しくださいね。
(なべちゃん)

雨ニモマケズ

秋から冬へと変わり始めたこの時期…
いよいよ表舞台から虫は姿を消した・・・と思えますが、
実はまだまだ虫を見つけることはできるのです。
前回のたいしょーの見どころ更新からちょうど1か月。
11月に見られる虫をほんの少しご紹介。

雨予報の寒い園内、いのちの森と呼ばれるエリアの葉を見てみると…
O
こんなのがあります。
「絵描き虫」とも呼ばれるものの仕業と言われていますが、
実際はハエやガなどの幼虫が葉の中身を食べ回るため、このように見えるのです。

同じくいのちの森にはこんな虫もいました。
O

あら?見えませんか?真ん中ですよ。

O
「ヒナバッタ」という虫です。
枯草に隠れる保護色をしていて天敵から身を守っているんですね。

冬の公園はいつもとは違った風景・出会いがありますので、
ぜひ遊びに来てください。

以上、主に虫の情報を提供する  たいしょー  でした。

たいしょー

寒声

2016年11月7日、今日は立冬。
暦の上では冬の始まりの日ですね。

公園内を歩いていると・・・

(かさかさ)(ひゅおおお)(ざざざざー)(ぴーるる)

風なのか、木々なのか、虫や鳥なのか?
耳にさまざまな音が届いてきます。

「寒声/かんせい」とは
寒そうな声や、寒さを感じさせる風や水の音のことだそう。

あたたかくして芝生にゴロンと寝ころんで、
さまざまな声を鑑賞するのも楽しいものです。

(でこぽん)

20161107秋の空 (3)
20161107秋の空 (2)

黄昏色(たそがれいろ)

夕焼けがきれいな季節になりました。二子玉川公園は西に開けているので、きれいな夕焼けを眺めることができます。

「黄昏(たそがれ)」とは太陽が沈んだ直後の時間帯を指す言葉。薄暗くなり、人の顔の見分けがつき辛く、「誰そ彼(たそかれ)・・・あなたは誰ですか?」と尋ねたことが由来だそうです。

公園内での夕焼けオススメエリアは、「ナチュモコガーデン」と「眺望広場」。夕空に浮かぶ富士山や丹沢山系が、ドラマチックな時間を演出してくれます。川風は冷たいですが、暖かくしてゆっくりと「黄昏色」を眺めてみてはいかがでしょうか。

20161014夕焼け (4)_R 20161014黄昏(VC前) (2)_R

写真撮影場所:ビジターセンター前(やぎしぃ)

秋を感じてみませんか?

陽射しが秋らしくなってきましたね。
ビジターセンター前の植栽の中にも秋の雰囲気が‥‥。

ハイビスカスローゼル

「ハイビスカス ローゼル」という植物です。
果実を包むガク(写真)が濃い赤色をしていて、
陽射しと相まって秋らしさをより感じさせてくれます。
日が短くなってきたこの季節に、茎の先端に花を咲かせ、
その後に見られるのがこの果実のガクです。

このガクは乾燥させるとお茶になり、ハイビスカスティーとして知られています。
休憩しながらこの植物の花や赤いガクをお楽しみください。

※今後、ティーサービスにてハイビスカスローゼルのお茶も提供予定です。
いつ出てくるかは来てのお楽しみ!!

(なべちゃん)

秋が来ても、虫探しには飽きが来ない。

近頃、急に寒くなってきましたね。

先日までは暑かったり寒かったりと不安定な気候でした。

女御心と秋の空とは言いますが、これほど変化すると服装に困りますね。

こんな環境にも適応する昆虫を今回ご紹介します。

 

秋も深まるとコオロギは減って、草むらでは「シリシリシリ…」という鳴き声が増えました。

その正体がこちら

RIMG0331_R

「ウスイロササキリ」

バッタの仲間と間違われがちですが、実はキリギリスの仲間なんですね。

緑から茶色と個体によって違いがあり、全体的に色が淡いのが魅力的。

続いて、虫の音を楽しみながら木を覗いて回ると…

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「ナミテントウ」

有名ですね。冬が近づくと木の隙間などに集団でこもるんですが、この子は独りぼっちですね。

こんな姿が見れるという事は冬も近いんでしょうかね。

皆さんも気候に負けないように服装に気を付けてくださいね。

以上、いまだに半袖の たいしょー でした。

                                      たいしょー