こちらの写真は全てムクゲの花。紫色や白色、八重咲などバリエーションが楽しめます。
気温の高い日が続く毎日ですが、二子玉川公園では暑さに負けず、夏の花が咲いています。
まだ蕾のものもあるので、しばらく楽しめそうです。
(ゆっきー)
帰真園の池では、春~秋にかけて文字通り“色色”なトンボが見られます!
今回は、今朝見つけたトンボをご紹介します♪
全身の赤が目を引く「ショウジョウトンボ」のオス
ショウジョウトンボとは正反対の淡い水色の体の「シオカラトンボ」のオス
私はこの目(複眼)の色がお気に入りです。
黒の体に黄色が映える「コシアキトンボ」のメス
水辺から生えているカキツバタなどの植物がトンボの休憩スポットになっているようで、
じっくり観察するのにオススメの場所です!
季節によって見られるトンボの種類が変わっていきます。
これからどんなトンボに出会えるのか、わくわくしますね♪
トンボを観察するときは次のルールを守って、人も生き物も気持ちよく利用できる庭園でいられるようご協力をお願いいたします。
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日本庭園「帰真園」は、生き物の棲み処でもありますが、庭園の景色や静かな時間を楽しんで頂くための場所でもあります。
●柵の中には入らない
●生きものを捕まえて持ち帰らない
●飼っていたり、捕まえてきたりした生きものを逃がさない
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(まーちゃん)
先日、サンクチュアリの中にある小さな池(ビオトープ)の掃除をしてきました。
ビオトープの掃除は定期的に行っており、前回は繁茂したアオミドロの掃除を行いました。
前回の掃除の様子↓
サンクチュアリの池
今回はある動物が池によくウンチをしていくので掃除をすることにしました。
網で底を掬うと、食べられた植物の種がいっぱい入ります。
ウンチの落とし主を確かめるべく、池の前に仕掛けていた自動撮影カメラのデータを確認することに。
すると、
出ました!
ハクビシンです!!
ハクビシンは水がある場所で排泄をする習性があります。
↑の動画では、10秒ぐらいから排泄をしています。
まさに教科書通りの映像が撮れました。
また、サンクチュアリの池には他にも様々な生き物が訪れていることが自動撮影の記録から分かりました。以下、動画と共に紹介します。
タヌキ
水を飲みによく訪れます。
タヌキさん、そこでハクビシンがウンチしてましたよ💦
よく分かりませんが、まだ?大丈夫みたいです。
アズマヒキガエル
たまに水に入りに来ます。
今年はこの池で卵も見られましたが、残念ながら孵ることはありませんでした。
来年はオタマジャクシの姿も見たいですね。
ムクドリ
1,2羽でよく訪れますが、たまに群れで水浴びをする様子も見られます。
シジュウカラ
ムクドリほどではありませんが、たまに訪れます。
サンクチュアリは生き物が棲み付くようにスタッフやジュニアサポーター(公園のボランティアグループの1つ)が工夫を施した場所で、ビオトープはその工夫の一環です。
この小さな池は、公園の中と外を行き来する生き物たちの拠り所になっています。自動撮影カメラの設置により、水飲み場や水浴び場、(あとトイレ)として動物たちの休憩所として使われていることが分かりました。
人の手で作られた池なので、アオミドロや動物のウンチだらけにならないように今後も様子を見て管理していく必要があります。
今回は一般公開していない秘密の池の紹介でした。
サンクチュアリは自然保護の観点から一般の方が自由に入れない場所となっています。
サンクチュアリの自然情報が気になる方はビジターセンターまでお越しください♪
(こば)
ようやく梅雨入り。
この時期の見頃の花といえば、アジサイですね。
公園内には、色々な種類、色、大きさのアジサイがあり、少しずつ見頃を迎えています。
今日はセイヨウアジサイの仲間をご紹介。
花の咲き始めから咲き終わりまで、色の濃さの違いや花の移り変わりのグラデーションなど
色々なアジサイの表情が楽しめます。
その日のお天気や光の当たり具合でも色の見え方は違ってくるので、毎日見ていても飽きません。
雨の日のアジサイは鮮やかに見えるので、とてもおススメです。
しとしと雨の中のアジサイ散歩に出かけてみませんか?
※実際は、花びらのようにみえるものは『ガク』でその中央にあるものが花ですが、ここでは全体を『花』と表現しました。
(なべちゃん)
カキツバタに続いてスイレンも咲き始めた帰真園の池
今年もアズマヒキガエルのオタマジャクシがカエルになって、池から旅立っていきました!
おや?オタマジャクシだけではなく、他にも誰かが池から旅立とうとしているみたいです。
池の岸を見てみると…
シオカラトンボが羽化していました!ヤゴだった頃の自分の抜け殻に掴まっていますね。
寒い冬を乗り越え、大空へと旅立つときが来たようです!
羽化したばかりなのでまだ翅を乾かしているみたいです。
翅に水滴が付いているので風で飛ばされて一度池に落ちてしまったのかもしれません…。
なんとか岸に這い上がって今度は落とされまいと頑張って石に掴まっているようでした。
アズマヒキガエルもシオカラトンボもまた姿を見せに元気に池に戻ってきてくれると嬉しいですね!(まこちゃん)
※帰真園では動植物の採集・持ち帰りは出来ません。生き物を見つけた時は捕まえずにそっと見守って観察してあげてください。ご協力をお願いいたします。
みなさんはタヌキをみたことはありますか?
里山に暮らすイメージですが、都心でも緑が残る公園や河川敷でも生活しています。
そんなタヌキは二子玉川公園にもいることが分かっています。
しかし野生動物なので直接見ることは難しく、出会えたらラッキーです。
ただタヌキ本体は見れずとも、タヌキの落とし物であれば公園で時々見ることがあります↓
その落とし物とは、うんちです。
「ためフン」と呼ばれ、タヌキは同じ場所にフンをする習性があります。
なので、画像には大量のフンが映っています。
(この「ためフン」は一般の方が入れない場所にございます。公園利用に影響がないため、そのままにしております。タヌキの公園利用のためにそっとしていただければ幸いです)
「ためフン」があることで、タヌキが公園を出入りしていることが分かります。
長年勤務しているスタッフもタヌキを見たことがないとのことで、今回特別に「ためフン」の前に自動撮影カメラを設置してみました。
(自動撮影カメラとは、カメラの前で動くものに反応して自動で撮影してくれるカメラのことです)
すると、、、
映っていました!タヌキです!
まだ人の出入りが少ない早朝に現れました。
夜には、うんちをしている姿も映っていました。
↓動画
二子玉川公園だけで生活するには、十分な環境がないと思われるので、多摩川や国分寺崖線を行き来しているのかもしれませんね。タヌキの生活をつなぐ公園は、きっと他の生き物にとっても大事な場所になっていることでしょう。
後日、タヌキのためフンをよく見ると、輪ゴムが混じっていました。
タヌキが誤ってゴミを飲み込んでしまうことが多々あります。ゴミ以外にも、人間の食べ物がタヌキなどの動物に害を及ぼすことがあります。二子玉川公園の生き物たちのためにも、ゴミは持ち帰り、動物を見かけてもエサを与えず、遠くから見守りましょう。
ここでは、公園サポーターグループの安全安心サポーターさんが公園内のゴミ拾い活動を行っています。結果的に、景観だけでなくタヌキなどの動物たちを守ることにもつながっていることでしょう。他にも、みどりグループさんによるいのちの森の管理や、ジュニアサポーターさんによるサンクチュアリの保全活動が、人と生き物にとって公園をより魅力的な場所にしていくと思います。
今後も皆さまと一緒にタヌキも安心して暮らせる環境を守っていければ思います。
(こば)
新年度がはじまり、花も生きものも元気な時期になりましたね。
スタッフの朝いちばんのお仕事は、園内を見回って「危なくないかな、ゴミは落ちていないかな」クリーンアップや開門作業をしていくことです。
帰真園は9時からの開園。ぐるりと見回っていると・・・
あれ?カルガモが2羽、池の真ん中に立っていました。
閉園している時間に、カルガモが過ごしてくれていたようです♪
開園後すぐの帰真園は来園される方も少なめで、ゆっくりお散歩や写真撮影、飲みものやおやつを手にひと休憩も楽しめます。
こちら、座ると体にぴったりフィットします。園内は座ることができる石もあちこちに。
モミジの仲間もそれぞれ、若葉の色合いのグラデーションが朝の陽に映えています。
梅の実もふくらんできました★
すこし早めの朝の帰真園さんぽにいらっしゃいませんか?
ビジターセンターで「植物ガイド」やマップも配布しているので、さんぽの前にお立ち寄りくださいね。 (みほねえ)