樹液に集まる虫たち


夏も本番!こどもに大人気の樹液に集まる虫と言えば…カブトムシとクワガタですよね!

「コナラ」や「クヌギ」の樹液が大好きでよく集まっています。

しかし!樹液に集まる虫は他にもたくさんいます!今回はその虫たちを紹介しようと思います。

二子玉川公園では、「シラカシ」という木の樹液に虫が集まっていることがあります!


シロテンハナムグリ

シロテンハナムグリは園内のあちこちで見られる、カナブンとは違う甲虫の仲間です。ハナムグリという名前ですが、花よりも樹液や木の実によく集まっている姿が見られます。もし、シロテンハナムグリがたくさん飛んでいたら実がなっていたり、樹液が出ているかもしれません!探してみましょう!

コムラサキ

園内に生息するチョウでは少し珍しいですが、樹液にはよく来ている常連です!オスは光の角度で紫色に輝く美しいチョウです。

そんな集まる虫たちを狙うハンターもいます。

↑ハラビロカマキリがコムラサキを捕らえた瞬間

コムラサキが翅を羽ばたかせて抵抗しますが、ハラビロカマキリは鎌のような前脚でしっかりと獲物を捕らえて離しません。

ハラビロカマキリは樹上性のカマキリで、草地よりも木の上を好みます。樹液に集まる虫たちはハラビロカマキリにとって絶好の餌場なのかもしれません。

公園に来た際は、木の幹も虫たちが集まっていないか観察してみてはいかがでしょうか?

※樹液にはスズメバチやムカデなどの有毒生物も集まります。こちらから刺激しなければ攻撃してこないので、無暗に突いたりせずに木から離れて静かに観察しましょう。

(まこちゃん)