見どころ」カテゴリーアーカイブ

身近なところで自然観察(ツマグロヒョウモン)

二子玉川公園ビジターセンターのテラスにはお越しいただいた方が楽しめるように

入口付近にちょっとした鉢植えを並べています。

この時期はお花が少なくて寂しいのですが・・・・・・

意外な見どころが・・・

ズームアーップ!

 

 

 

こんにちは!

 

このこはツマグロヒョウモンというチョウの幼虫です。

黒地に赤のトゲトゲが、かっこいい!

インパクトのある外見の為、毒や針がありそうに思われるかもしれませんが、

毒も針もありません。トゲトゲしてみえますが、実は柔らかいのです。

幼虫はスミレの葉を食べるため、もう枯れてしまいましたがスミレが植わっていた鉢に現在も住んでいます。

成虫が見られるのは4~11月頃とのこと。

このこはいつ、蛹になって成虫(チョウチョ)になるのかな~~

成虫はこんな姿です。

 

蛹もかっこいいんですよ!今後も見守っていきたいです。

身近なところでも、自然観察が出来ますね。

何にもないな~なんて思っているおうちの鉢植えにも、実は住人がいるかもしれませんよ♪

(ゆっきー)

 

 

 

 

 

色鳥撮り(いろとりどり)

急に寒くなってきました今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

この時期はもうすっかり冬越しの虫たちは身を潜めて、特別暖かくないと見かけることもほとんどなくなります…

カマキリの卵鞘(らんしょう)は今年は少なめです。

こんな時期は鳥の姿がよく目に入り、鳴き声も聞こえるのではないでしょうか?

今回は朝にちょこっと見てきたのでご紹介します!

落ち葉をガサガサしている【キジバト】と遭遇。

木の実を拾っているようですね…こちらを警戒しながら探しておりました。

つぎはヒーョッヒーョッと鳴いている【ヒヨドリ】。

逆光で分かりにくいですが、顔に模様があって可愛い面構えです。

そして満開のウメに蜜を吸いに訪れた【メジロ】が数羽。

午前中はよく見ることが出来ますよ。

メジロが集まるウメを近くで眺めていたのは【ジョウビタキ】。

この時期だけ公園で見られるので探しに来てはいかがでしょうか?

 

といった感じのお散歩でした。

寒空の下でも鳥たちは活発なのがよく分かる一日でした。

寒い時期ではありますが、ぜひ外に出て探してみてください。

しっかり防寒対策もして下さいね。

(たいしょー)

春の足音、きこえています。

 

 今日は久しぶりに雨が降るのでしょうか、ひんやりとした土曜日の園内です。

前回のみどころに登場したアズマヒキガエルさんも、今日もゆっくりお休み中でした。
人間もこんな日はあたたかな部屋でゆっくりしたいですね。

帰真園の木々も葉を落として、冬越し中。春が待ち遠しいですね。
ただ、よく探してみるとちらほら春の足音が。
ミツマタの木に蕾が付いていました。ふわふわの毛でおおわれていて、白く輝いて見えます。ジンチョウゲの仲間なので、咲くととってもいい香りのお花です。とっても楽しみです。

旧清水邸近くの白梅は満開。今が見頃です。じーっと見ていたらあることに気が付きました。

気付かれましたでしょうか?花びらの数が同じ木なのに違うのです。不思議ですね。
今日は五枚と六枚を発見しました。五枚の方が梅のイメージですが、六枚の方も雪の結晶のようで美しいですね。

 

となりの紅梅の開花にはまだもう少しかかりそうです。帰真園の中にはほかにも梅の木があるので、これからゆっくりと楽しめそうですね。

(たっきー)

冬のカエル

冷たい風が染みる冬の朝。

公園のとある散水栓ボックスで、ヒキガエルが冬眠していました。

 

周りの砂利と同化していますが、時々モゾモゾと動いています。

 

(静かに寝かせてほしいなぁ・・・)

失礼しました。
撮影させてもらった後、元通りにしておきました。

 

二子玉川公園では春頃、産卵のため池に集まってくるヒキガエルたち。
冬の間は、このように公園内の設置物等を上手に利用して寒さを凌いでいます。

市街地にも適応できるとはいえ、都内では数を減らしつつある生きものですので、これからも末永く公園を利用してほしいものです。
公園内で彼らをみかけたら、そっと見守ってあげて下さいね。

(まっつん)

新年をむかえて

カラリと乾いた冬らしい青空が広がりました。

 

 

 

 

 

 

すい~っと滑るように横切る影は…

タカの仲間、トビです。

 

 

 

 

 

 

公園では時々見られますが、新年に出会えるとおめでたい感じがして嬉しくなりますね!

 

 

 

 

 

 

ちなみに帰真園ではウメが開花。

あま~い香りが楽しめますよ!

公園で縁起物さがし、いかがですか?

 

(ぱるる)

どうぞ良いお年をお迎えください

2023年も二子玉川公園へのご来園くださったり気にかけてくださり、ありがとうございます。

今日がビジターセンター年内最終日となります。

この1年もたくさんの方と公園サポーター活動やイベント、ビジターセンターやふれあい休憩室でご一緒することができ、スタッフ一同嬉しく感じております!御礼申し上げます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

ビジターセンタースタッフ一同

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★ 年末年始 お休みのおしらせ ★

2023年12/29(金)~2024年1/3(水)は二子玉川公園内、下記の4つの施設がお休みとなりますのでご了承ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

・帰真園

・旧清水邸書院

・ビジターセンター

・ふれあい休憩室

 

大きくなぁれ!子カエルたち

 

 

 

 

 

 

ふれあい休憩室にいる「アズマヒキガエル」
今日はそんな子カエルたち(全員で3匹!)の大きさを測ってみました。

まず、どこにいるかな?

 

 

 

 

 

 

1匹目。
いつも同じ水入れの下に隠れている、一番体の小さな子。
3匹の中で一番成長が遅いです。

 

 

 

 

 

 


私の爪と同じくらいの大きさなので、1センチくらい。

 

 

 

 

 

 

 

2匹目。
落ち葉に体半分埋まっていました。

 

 

 

 

 

 


だいたい1.5センチちょっとくらい。

 

3匹目。

 

 

 

 

 

 


3匹の中で一番大きいです。見つかると慌てて隠れようとします。
だいたい2センチくらい。

今年の春、帰真園の池で孵った100匹以上のオタマジャクシから育てて、
今はこの3匹が残り、少しずつ大きく成長しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

エサは口の中に入る大きさの虫。

 

 

 

 

 

 

 

寒いとなかなか動かずじっとしていることも多いですが、
温かい室内のふれあい休憩室に、ぜひ見に来てください。

<番外編>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じくオタマジャクシから育てて6年目になる大人カエルは、だいたい9センチくらいでした。
子カエルたちも、並べる大きさに育ちますように!

(かめちゃん)

帰真園も冬じたく

気がつけばあと数日で12月ですね。

帰真園も紅葉がぐんと進み、色づいた葉が水面にうつり綺麗です。

ひさしぶりに朝の帰真園をぐるりと巡ってみました。

みんな大好きどんぐり「コナラ」の葉も紅葉しています。「冬芽」もついて冬じたく準備完了!です。

食べてもおいしいスダジイもずいぶん「ぼうし(殻斗)」が開いて、実が落ちていますが、まだすこし残っています。

愛らしい濃いピンク色に色づいて、中から赤い実がのぞいているのはマユミです。冬にかけても赤い実は残るので、ぜひ探してみてくださいね。

あれ!サクラの木の枝に止まっているのは冬鳥のジョウビタキ。葉が落ちるこれからの季節は、帰真園で野鳥に出会いやすくなってきます。おすすめは朝いちばん、あたたかい服装でお越しくださいね。

花火のような紅色のこちらはマルバノキの花です。晩秋にかけて、葉の落ちる頃に咲くこの植物、葉っぱの形から「マルバノキ」と名前がつきましたが、花も印象的な形です。

「これはなんだろう?!」と目を白黒させていたら、植物に詳しいスタッフが教えてくれました。ミツマタのつぼみです。早春に花を咲かせるまで、つぼみで冬を過ごします。

こちらも冬じたく「マツのこも巻き」です。まるで腹巻きのようにも見えますが、害虫からマツを守るための昔からの方法です。帰真園では毎年秋にマツの木に巻いているので、こも巻きをみると冬の訪れを感じます。

晩秋から冬にかけて、季節の移り変わりも楽しめる帰真園さんぽにいらしてください。ビジターセンターでは「みどころ情報」もお知らせしているので、ぜひお散歩前にお立ち寄りください♪(みほねえ)

帰真園の紅葉さんぽ

帰真園の木々も少しずつ紅葉が進んでいます。
晴天よりは、少し曇ったくらいの天気の方が
葉色が鮮やかに見られて紅葉狩りにはぴったりです。

イロハモミジを始めとしたモミジ類、ヤマボウシやカツラ、オオシマザクラ・・・。
赤や黄色やオレンジ色・・・。
帰真園内では色々な紅葉が楽しめます。

 

私の紅葉おすすめスポットは・・・。
万人席にあるモミジです。

緑色から紅色へのグラデーションが美しい!!
下から見上げると、紅葉を一人占めしているような気分を味わえます。ぜひ、帰真園の紅葉さんぽを楽しんで、
自分の大好きなスポットを見つけてみてください。
                                   (なべちゃん)

秋と冬の間

11月の午後。日差しは暖かですが、吹く風はうっすら肌寒い・・・


公園の園路にぶわっと咲いているヤマハギの花には、よく見るとちらほらと虫たちが
集まっています。

 


ウラナミシジミがいました。

マメ科の植物によく集まるので、公園のヤマハギに群れているのを度々見かけます。
夏から秋にかけて見られるチョウなので、彼らからすれば今はまだ秋なのでしょうね。

 


ヤマハギの葉をよく見ると、卵が産みつけられていました。

調べたところ、ウラナミシジミは寒さが苦手なようで、東京では冬を越せずに死んでしまう
そうです。暖かい地域の個体群は幼虫や蛹の姿で越冬するとありました。
今年の二子玉川では、果たして冬を越せるのでしょうか?


来年の春にまた会えるといいな、と思う まっつん でした。