見どころ」カテゴリーアーカイブ

落ち葉のミュージアム

帰真園の紅葉は盛りを迎えました。
紅葉と落ち葉で見渡す限り華やかな景色です。

雨あがりの足元には、
地面にくっついた落ち葉の押し葉がたくさん。
落ち葉のアート2落ち葉のアート3

コケと落ち葉の相性もばっちり!
落ち葉のアート4

期間限定の落ち葉のミュージアム開催中です。
作品は日々、変わりますのでぜひ、お早めにお越しくださいね。
(なべちゃん)

雨ニモマケズ

秋から冬へと変わり始めたこの時期…
いよいよ表舞台から虫は姿を消した・・・と思えますが、
実はまだまだ虫を見つけることはできるのです。
前回のたいしょーの見どころ更新からちょうど1か月。
11月に見られる虫をほんの少しご紹介。

雨予報の寒い園内、いのちの森と呼ばれるエリアの葉を見てみると…
O
こんなのがあります。
「絵描き虫」とも呼ばれるものの仕業と言われていますが、
実際はハエやガなどの幼虫が葉の中身を食べ回るため、このように見えるのです。

同じくいのちの森にはこんな虫もいました。
O

あら?見えませんか?真ん中ですよ。

O
「ヒナバッタ」という虫です。
枯草に隠れる保護色をしていて天敵から身を守っているんですね。

冬の公園はいつもとは違った風景・出会いがありますので、
ぜひ遊びに来てください。

以上、主に虫の情報を提供する  たいしょー  でした。

たいしょー

寒声

2016年11月7日、今日は立冬。
暦の上では冬の始まりの日ですね。

公園内を歩いていると・・・

(かさかさ)(ひゅおおお)(ざざざざー)(ぴーるる)

風なのか、木々なのか、虫や鳥なのか?
耳にさまざまな音が届いてきます。

「寒声/かんせい」とは
寒そうな声や、寒さを感じさせる風や水の音のことだそう。

あたたかくして芝生にゴロンと寝ころんで、
さまざまな声を鑑賞するのも楽しいものです。

(でこぽん)

20161107秋の空 (3)
20161107秋の空 (2)

黄昏色(たそがれいろ)

夕焼けがきれいな季節になりました。二子玉川公園は西に開けているので、きれいな夕焼けを眺めることができます。

「黄昏(たそがれ)」とは太陽が沈んだ直後の時間帯を指す言葉。薄暗くなり、人の顔の見分けがつき辛く、「誰そ彼(たそかれ)・・・あなたは誰ですか?」と尋ねたことが由来だそうです。

公園内での夕焼けオススメエリアは、「ナチュモコガーデン」と「眺望広場」。夕空に浮かぶ富士山や丹沢山系が、ドラマチックな時間を演出してくれます。川風は冷たいですが、暖かくしてゆっくりと「黄昏色」を眺めてみてはいかがでしょうか。

20161014夕焼け (4)_R 20161014黄昏(VC前) (2)_R

写真撮影場所:ビジターセンター前(やぎしぃ)

秋を感じてみませんか?

陽射しが秋らしくなってきましたね。
ビジターセンター前の植栽の中にも秋の雰囲気が‥‥。

ハイビスカスローゼル

「ハイビスカス ローゼル」という植物です。
果実を包むガク(写真)が濃い赤色をしていて、
陽射しと相まって秋らしさをより感じさせてくれます。
日が短くなってきたこの季節に、茎の先端に花を咲かせ、
その後に見られるのがこの果実のガクです。

このガクは乾燥させるとお茶になり、ハイビスカスティーとして知られています。
休憩しながらこの植物の花や赤いガクをお楽しみください。

※今後、ティーサービスにてハイビスカスローゼルのお茶も提供予定です。
いつ出てくるかは来てのお楽しみ!!

(なべちゃん)

秋が来ても、虫探しには飽きが来ない。

近頃、急に寒くなってきましたね。

先日までは暑かったり寒かったりと不安定な気候でした。

女御心と秋の空とは言いますが、これほど変化すると服装に困りますね。

こんな環境にも適応する昆虫を今回ご紹介します。

 

秋も深まるとコオロギは減って、草むらでは「シリシリシリ…」という鳴き声が増えました。

その正体がこちら

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「ウスイロササキリ」

バッタの仲間と間違われがちですが、実はキリギリスの仲間なんですね。

緑から茶色と個体によって違いがあり、全体的に色が淡いのが魅力的。

続いて、虫の音を楽しみながら木を覗いて回ると…

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「ナミテントウ」

有名ですね。冬が近づくと木の隙間などに集団でこもるんですが、この子は独りぼっちですね。

こんな姿が見れるという事は冬も近いんでしょうかね。

皆さんも気候に負けないように服装に気を付けてくださいね。

以上、いまだに半袖の たいしょー でした。

                                      たいしょー

アオギリ旅に出る

秋晴れのいいお天気だなぁ…と青空を見上げていると…
何かが落ちてきて、こつんと頭に当たりました。
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周りを見渡してみると…たわわに実るアオギリの実を発見。
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実のふちには、かわいらしいタネたちがぽつぽつと乗っています。
なんでこんな風に付いているんでしょう…?
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風に乗って、川に出て…?旅に出ようとしていたようです。
この季節はいろんな樹の実や種を見ることができますね。

撮影場所:いのちの森、明神池バス停ちかく
(いとうちゃん)

こんな時こそ。

お日様が見られない日々が続きますね。
来週には晴れるのでしょうか。。。

晴耕雨読も大好きですが、
こんな時に公園を歩くのもいいもんです。
RIMG9796_R帰真園玉川口にあるジンチョウゲです。クモの巣に雨が引っかかってすごくきれいでした。

RIMG9799_Rジンチョウゲの足もとには、カクトラノオが咲いていました。
色鮮やかな花に誘われてミツバチも来ていますね。

RIMG9819_Rこんな日は、草広場も貸し切り状態です。四葉のクローバーもゆっくり探せます。

他にも、帰真園のカツラの木の葉は甘い良い香がしますし、
サンクチュアリの横を通ると、たくさんの虫たちが鳴いていました。

雨の日の公園も、たくさんの発見があります。
こんな時こそ、長靴とレインウエアで公園を散策してみてはいかがでしょうか?

(うっちー)

本の虫

秋の祝日、雨つづきですね。

外には雨ならではの楽しみもありますが、
土砂降りの日は室内でずっと本を読むのも楽しみのひとつ。

公園のビジターセンターにも、たくさんの本があります。

日本の昆虫図鑑はもちろん、「イモムシ」や「ハムシ」だけを紹介している図鑑に、
「虫の卵ハンドブック」なんてものも!
自然に親しんだスタッフならではのチョイスです。

虫の他に植物や歴史、公園などに関する本も置いてあり、どなたでも自由に閲覧できます。

雨降りの日は本の中の自然に思いを馳せてみようかな。

(でこぽん)

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君の瞳はマスカット

昨日ビジターセンターに珍客がやってきました。大きな複眼はみどり色で”マスカット”のよう。
20160905オオカマキリ (15)_R

「オオカマキリ」というカマキリです。大きな鎌(前脚)が「人が手を合わせるように見える」ことから、別名「オガミムシ」とも呼ばれます。英語でも「Praying mantis 祈り虫」と言い、祈りの姿に見えるのは世界共通なのかも知れないですね。
20160905オオカマキリ (14)_R 20160905オオカマキリ (10)_R

そんなカマキリの仲間は肉食であり、ワイルドな印象ですが、その反面とてもきれい好き。
じっくり観察していると、ていねいに脚をおそうじする姿が見られました。
20160905オオカマキリ (18)_R

「こわい」と思う生きものもじっくり観察すると、面白い一面が見られるかもしれませんよ。

※このカマキリはその後捕獲場所の帰真園へ放しました。
                                  (やぎしぃ)