いのちのつながり


これは何でしょう?

これはサンクチュアリで見つかったタヌキのフンです。
ちょっと汚く感じてしまったらごめんなさい。

複数のタヌキが同じ場所にフンをします。それを「ためフン」と言います。
「ためフン」はタヌキ同士の情報交換に使われています。

「ためフン」にはタヌキだけではなく、フンを利用する様々な生きものもやってきます。
タヌキが食べた実を狙いにウグイスなどの鳥たちがやってきます。
フンをエサとするセンチコガネやシデムシ、ハエなどの昆虫類、そしてその昆虫類を狙う小型哺乳類もやってきます。
また、フンの中の種が芽生えることもあり、森であればその一部となります。

「ためフン」ひとつで公園内の生きもの同士がつながっているのですね。
(こんちゃん)