見どころ」カテゴリーアーカイブ

小さな捕食者

今回はビジターセンターで飼育中の生きものを紹介します。

すでに御存知の方もいらっしゃると思いますがビジターセンター1階には多摩川の河口や二子玉川周辺、上流域で採集した水生生物を飼育展示しています。

その中の河口水槽に新しい仲間が加わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像の中心に魚がいるのが分かりますか?

よく見ると周りの環境に溶け込むように擬態した魚の輪郭が見えてきます。

これはマゴチというお魚です。9月に実施した河口調査の際に採集した全長7cmほどの稚魚が2頭

入っています。40cm程になる個体が多いようですが最大で70cmに達する個体もいるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平べったい体形と大きな頭と口、そして顔の上側についた目が特徴です。海底でじっとしながら餌になる甲殻類や魚を待ち伏せ捕食します!飼育中の個体はまだ小さいためか水中を漂う餌を積極的に追いかけ食べています。タイミングが合えば餌を食べる姿を見ることができるかもしれませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(やたっち)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               

                   

帰真園、紅葉まではあとすこし

すっきりした高い空と池の風景が気持ちの良い帰真園(日本庭園)も秋本番です。さて紅葉はどうかな・・・出かけてみました。

 

 

 

 

 

旧清水邸書院を正面から見たようす。朝の光を受けて水面もきらきら輝いています。

ススキの向こうには「紅葉林」。帰真園はモミジの仲間の種類が多く、これから12月頃まで長く楽しむことができますよ。

こちらは入口を入ってすぐのイロハモミジ。色づきが楽しみです。

ハートの形をしたカツラの葉もずいぶん色づいてきました。落ちた茶色の葉っぱをくしゃくしゃにして香りをかいでみると・・・アイスクリームかプリンの香り?!(バニラの香りがすると言われています。)

あれ!!!スズメにしては大きいとよく見たら、冬鳥のジョウビタキがノシランの札にひょっこり止まっていました。これから紅葉とともに冬鳥にも出会える季節ですね。

ビジターセンターでは秋の自然を楽しめるセルフガイドも配布しています。セルフガイドや防寒具とあたたかい飲み物をお持ちになって、ぜひ帰真園散策にいらしてください。(みほねえ)

★セルフガイド「いろはにもみじ」ダウンロードは「ダウンロード」からどうぞ

秋のどんぐり どんぐりの秋

秋といえば、みんな大好き「どんぐり」!
観察しやすいスポットのひとつは、帰真園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木が全体的に低いので、枝先に実がついている様子が観察しやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

木の下には、落ちているどんぐりがたくさん!

 

 

 

 

 

 

 

スダジイの実もここが一番よく観察できます。

 

 

 

 

 

 

 

どんぐりに興味がわいたら、

ふれあい休憩室で開催中の「どんぐり展」を見に来てください!

どんぐりの見分け方、遊び方がきっと広がるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

セルフガイド「探そう!どんぐり」には
見分け方や、園内にあるどんぐりマップなど情報が満載!

ビジターセンターで配布しているほか、
ダウンロードページ からも入手できます。

どんぐりから秋を楽しみましょう♪

 

 

コツは我慢強さです

厳しい暑さが落ち着いて、お散歩が楽しい季節になりました。

アキアカネが群れとなって飛んでいます。

なかには柵の先っぽで休憩中のトンボもちらほら。

虫好きなら、ついつい捕まえたくなってしまいます。トンボの背後からそ~っと近づいて…

そーっと、そーっと、慎重に……

いまだ!よっしゃ!とった!!

コツは我慢強さです。

大人も子どもも、おためしあれ。

(ぱるる)

 

犯人は誰だ?~クチナシ丸坊主事件~

大変だー!!

帰真園のクチナシの葉っぱが丸坊主に!

こんなことをした犯人は一体??
むむ、木の下に怪しげな黒いツブツブが・・・。
これは重要な手掛かりになるのでは。

葉がなくなっているクチナシをよーく観察してみてみると、

 

 

いたいた、犯人がいっぱい!

もしゃもしゃ、一生懸命、葉っぱを食べています。

犯人の正体は、イモムシでした。(黒いツブツブは糞です)

この時は一つの株に、9匹見つけました。

これは、オオスカシバという蛾の幼虫です。

成虫になるとこんな姿です。(蜂にも見えますが、蛾なんですよ!)

このイモムシさんたちがこんな立派な蛾になるなんて、不思議ですね。

クチナシの葉が食べられていて、下に糞が落ちていたら・・・、よーく観察してみてくださいね!

犯人はすぐそばで見つかるかも。毒はないので安心してね。

 

(帰真園では基本的には薬剤散布などは避け自然発生した生き物は見守っています。)

ゆっきー

もうすぐ、秋分の日。

まだまだ暑い日が続いていますが、
ナチュモコガーデンは、少しずつ秋へと移り変わってきています。

『サルビア・レウカンサ』
『アメジストセージ』とも呼ばれる秋を代表する花です。
紫色の花が秋空の色とぴったりです!

見かける虫からも秋らしさを感じるようになってきました。

これは何でしょう?

 

『イチモンジセセリ』というチョウです。

 


夏の間も見られましたが、
秋になると更によく見かけるようになります。
花のみつを吸うのに一生懸命で、近づいてもあまり逃げません。
おかげでじっくり観察することができました。

もうすぐ、秋分の日。
前々回の見どころでも秋を代表するどんぐりを紹介しました。
秋を楽しむお散歩に出かけてみませんか?

                        (なべちゃん)

草っぱらを歩いてみると

園内の各所にある草っぱら。

その中を歩いてみると、バタバタッ、ピョーンと生きものたちが飛び出してきます。
なんだかお分かりですか?
そう、バッタたちです。

まずは、オンブバッタ。ちょうど名前通り、おんぶ状態のペアに出会いました。

そしてショウリョウバッタ(下の写真左)とショウリョウバッタモドキ(下の写真右)。
似ているけれど、よ~く見るとフォルムが違います。

その他にも、ツチイナゴ(下の写真上段左)、ヒナバッタ(下の写真上段右)、
イボバッタ(下の写真下段左)と次々出会うことができました。


原っぱを歩く際は、ぜひ出てくるバッタにも注目してみてくださいね。

(あいあい)

 

 

 

 

 

 

どんぐりシーズンが近づいてきました♪

暑い中にも、空の高さや虫の声で少しずつ秋を感じることが増えてきましたね。

二子玉川公園のどんぐりたちも、ずいぶん大きく色づいてきました。今日はどんぐり最新情報をご紹介します。

コナラのどんぐり。園内では帰真園など、あちこちで見られる身近などんぐりです。帽子のような殻斗(かくと)はうろこ模様になっています。

帰真園の時雨亭(あずまや)の横にあるスダジイもだんだんふくらんできました。コナラやクヌギのドングリは帽子のような殻斗(かくと)ですが、スダジイはどんぐり全体が包まれています。だんだん熟してくると裂けて中身が見えてくるので、どうぞお楽しみに!

みんなが大好きまんまるどんぐりクヌギも、だんだん中がみえてきました。こちらは園内の「里山」の実ですが、今日公園サポーターさんが「草広場と帰真園で見つけたよ!」と、すっかり茶色く色づいていることを教えてくださいました。

こちら、園内では珍しいシリブカガシというどんぐりです。仲間のマテバシイは園内にはなく、葉っぱの形などが違っています。草広場にあるので、探してみてくださいね。

他にもいろいろなどんぐりが園内でみられるので、これからの季節、ぜひ探しにいらしてください。ふれあい休憩室では秋の展示「みんなでさがそう!どんぐり展」が始まりました。こちらも開館日にご覧くださいね♪(みほねえ)

 

ふたこパークギャラリー2023

みなさん二子玉川公園ビジターセンター横にこども達の素敵な絵が展示されているのはご存知ですか?

二子玉川公園をピカピカにしよう!と始まった「ピカピカ大作戦」の一環で「ピカピカ隊」とともに21年度から実施しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年、絵を募集して7月中旬から9月末までの期間限定で展示しています。

今年も9月30日(土)まで展示していますので、たくさんの方に見て頂けるとうれしいです!

展示作品も8月31日(木)まで募集しています!残り1週間程度ですが、たくさんの素敵な作品をお待ちしています。

(やたっち)

 

 

オオミズアオ、ついに!!

みなさんに見守られていたオオミズアオ。むしゃむしゃとモミジの葉をたべ、さなぎになってちょうど一か月が経とうとしていた今日

ついに!!!

 

羽化しました~!翅を広げた美しい姿をご覧ください。
おなかは真っ白でもふもふ、なんとも愛らしい姿です。

生き物を観察していると、不思議だな、素晴らしいな、と思うことがたくさんあります。都会の公園、小さな緑でも生きものの面白さをたくさん見つけたいなと思いました。

(たっきー)