先日、サンクチュアリの中にある小さな池(ビオトープ)の掃除をしてきました。
ビオトープの掃除は定期的に行っており、前回は繁茂したアオミドロの掃除を行いました。
前回の掃除の様子↓
サンクチュアリの池
今回はある動物が池によくウンチをしていくので掃除をすることにしました。
網で底を掬うと、食べられた植物の種がいっぱい入ります。
ウンチの落とし主を確かめるべく、池の前に仕掛けていた自動撮影カメラのデータを確認することに。
すると、
出ました!
ハクビシンです!!
ハクビシンは水がある場所で排泄をする習性があります。
↑の動画では、10秒ぐらいから排泄をしています。
まさに教科書通りの映像が撮れました。
また、サンクチュアリの池には他にも様々な生き物が訪れていることが自動撮影の記録から分かりました。以下、動画と共に紹介します。
タヌキ
水を飲みによく訪れます。
タヌキさん、そこでハクビシンがウンチしてましたよ💦
よく分かりませんが、まだ?大丈夫みたいです。
アズマヒキガエル
たまに水に入りに来ます。
今年はこの池で卵も見られましたが、残念ながら孵ることはありませんでした。
来年はオタマジャクシの姿も見たいですね。
ムクドリ
1,2羽でよく訪れますが、たまに群れで水浴びをする様子も見られます。
シジュウカラ
ムクドリほどではありませんが、たまに訪れます。
サンクチュアリは生き物が棲み付くようにスタッフやジュニアサポーター(公園のボランティアグループの1つ)が工夫を施した場所で、ビオトープはその工夫の一環です。
この小さな池は、公園の中と外を行き来する生き物たちの拠り所になっています。自動撮影カメラの設置により、水飲み場や水浴び場、(あとトイレ)として動物たちの休憩所として使われていることが分かりました。
人の手で作られた池なので、アオミドロや動物のウンチだらけにならないように今後も様子を見て管理していく必要があります。
今回は一般公開していない秘密の池の紹介でした。
サンクチュアリは自然保護の観点から一般の方が自由に入れない場所となっています。
サンクチュアリの自然情報が気になる方はビジターセンターまでお越しください♪
(こば)