冬に探すのはやはり虫…?


11月もすでに下旬。なんだか温かい日々が続いておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日11/24は、季節らしい気温と北風、たまに降る雨など昨日までの気候とは打って変わって体感温度は低いので、皆様も体調にはお気を付けください…

 

さて今回は、いよいよ冬が迫ってきている中、冬越しが始まっている虫たちを2種類ほどご紹介いたします。

まずはこちら。

 

【オオミノガ】

ミノムシの代名詞ともいえる種類。大きなミノは葉っぱのみを用いて作られるのが特徴的。5月ごろに蛾の姿の成虫になりますが、メスはミノの中で羽化はするものの成虫は蛆虫の姿をしている。

 

実は公園にはミノムシの仲間が3種類ほどいます。園内のいろいろな場所に潜んでいるので公園に来た際はぜひ探してみてください。

 

次は人気な種類のこちら。

 

【ハラビロカマキリ】

写真ではなんだこれと思われがちですが、枝の下の塊はハラビロカマキリの卵(卵鞘※らんしょう)なのです。カマキリの仲間のほとんどは卵で越冬します。ハラビロカマキリは枝などで産卵することが多く、卵鞘の下が尖っているのが特徴です。

 

カマキリはこの時期でも多くの子どもたちが探しに公園に訪れますが、大体は卵を産んでいなくなってしまうので見つかりません。来年の夏までは卵を探して、いつ孵化するのか確認しに公園に来ていただけると楽しいかもしれません。

※観察の際は植栽の枝を折らないようにお願い致します。

 

今回は以上となります。

実は冬でも探せばたくさんの虫を見つけることができます。今日は多摩川ではナナホシテントウやナミテントウ、ヒメアカタテハなど見ることができました。今度は皆さんが自分の眼で探してみてください!

以上、冬も虫を探してウロチョロ… たいしょー でした。

(たいしょー)