帰真園も冬じたく


気がつけばあと数日で12月ですね。

帰真園も紅葉がぐんと進み、色づいた葉が水面にうつり綺麗です。

ひさしぶりに朝の帰真園をぐるりと巡ってみました。

みんな大好きどんぐり「コナラ」の葉も紅葉しています。「冬芽」もついて冬じたく準備完了!です。

食べてもおいしいスダジイもずいぶん「ぼうし(殻斗)」が開いて、実が落ちていますが、まだすこし残っています。

愛らしい濃いピンク色に色づいて、中から赤い実がのぞいているのはマユミです。冬にかけても赤い実は残るので、ぜひ探してみてくださいね。

あれ!サクラの木の枝に止まっているのは冬鳥のジョウビタキ。葉が落ちるこれからの季節は、帰真園で野鳥に出会いやすくなってきます。おすすめは朝いちばん、あたたかい服装でお越しくださいね。

花火のような紅色のこちらはマルバノキの花です。晩秋にかけて、葉の落ちる頃に咲くこの植物、葉っぱの形から「マルバノキ」と名前がつきましたが、花も印象的な形です。

「これはなんだろう?!」と目を白黒させていたら、植物に詳しいスタッフが教えてくれました。ミツマタのつぼみです。早春に花を咲かせるまで、つぼみで冬を過ごします。

こちらも冬じたく「マツのこも巻き」です。まるで腹巻きのようにも見えますが、害虫からマツを守るための昔からの方法です。帰真園では毎年秋にマツの木に巻いているので、こも巻きをみると冬の訪れを感じます。

晩秋から冬にかけて、季節の移り変わりも楽しめる帰真園さんぽにいらしてください。ビジターセンターでは「みどころ情報」もお知らせしているので、ぜひお散歩前にお立ち寄りください♪(みほねえ)